・BONIQ設定
・材料
・一食あたりの栄養素
・手順
・作る際のポイント
・作った感想
・BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス
ほうれん草本来の味が濃い!
アクはきちんと抜けて、水っぽさなし。
ほうれん草の美味しさを再認識する一品。
BONIQ設定
95℃
0:02(2分)材料
☆2人分☆
<BONIQする材料>
・ほうれん草 1束(約200g)
・塩 2g(小さじ1/3)
※ほうれん草の1%<調味料>
・しょうゆ 小さじ1
・おろしにんにく 小さじ1/3
・すりごま(または、いりごま) 大さじ1
・ごま油 大さじ1<ほか、調理器具など>
・ボウル/容器
・氷当レシピの栄養素
栄養素(1人分) 1日の推奨摂取量 低糖質レベル ★★★(一食:糖質5g以下) カロリー 111 kcal - 糖質 0.9 g - タンパク質 3.2 g 体重 x 1.2g ~ 1.5 g 脂質 9.6 g - 食物繊維 3.3 g 20 g 以上 カリウム 720 mg 3500 mg 以上 カルシウム 98 mg 650 mg 以上 マグネシウム 85 mg 350 mg 以上 鉄分 2.4 mg 7.5 mg 以上 亜鉛 1 mg 10 mg 以上
《手順》
低温調理器 BONIQをセットする
鍋やコンテナに水を入れ、本体を挿す。
95℃ 0:02(2分)にし、水温上昇を開始する。
(食材はまだ投入しない。)
※肉、魚(生食用を除く)は種類と厚みに応じて加熱設定を変更する。参照:「低温調理 加熱時間基準表」
※食材全体がきちんと湯せんに浸かるよう、十分な水量を用意する。
※高温・長時間調理時は蒸発による水位減少を防ぐため、最大水量を用意する。
・BONIQ 低温調理コンテナ&コンテナアクセサリー(ラック、トレー、フタ、ジャケット)はこちら
・BONIQ 深型ホーロー鍋はこちら
ほうれん草の下処理
ほうれん草の根の先(土をかんでる部分)を少し切り落とし、根元に十字に切り込みを入れる。
※泥を洗い流しやすくし、火を均一に入れるため。
たっぷりの水に浸してほうれん草を上下させ、根元の泥を落とす。張った水に泥がなくなるまで、数回水を替えて繰り返す。
葉の部分も洗う。
耐熱袋に投入する
耐熱袋にほうれん草と塩を入れる。
BONIQ 低温調理用耐熱袋「BONI BAG」(湯せん、冷凍、冷蔵可能)はこちら
BONIQに投入する
設定温度に達したら袋を湯せんに入れ、低温調理をする。
※袋内に気泡が残らないよう湯せんに入れながらしっかり空気を抜き、密封する。(参考:動画「低温調理用バッグの密封方法」、記事「ベストなバッグ密封の仕方 比較実験」)
※食材全体が湯せんに浸かるようにする。浮いてくる場合は、
・BONIQ 低温調理コンテナ:コンテナラック、トレーを使用して完全に沈める。
・鍋:耐熱性の瓶や重しを乗せて完全に沈める。
※高温・長時間調理時は、湯せんにカバーをして水位減少を防ぐ。
・BONIQ 低温調理コンテナ:コンテナルーフを使用する。
・鍋:ラップを使用する。
冷水にさらす
BONIQの設定時間終了タイマーが鳴ったら袋を取り出し、ボウルに張った氷水にほうれん草を3分さらす。
カットする
ほうれん草を冷水から引き上げ手で絞る。この時、ギュッと握り過ぎると繊維を壊してしまうので、程よい力加減で尚且つしっかり水気を切るようにする。
約5cmにカットする。
仕上げ
ボウルでほうれん草と<調味料>(しょうゆ、おろしにんにく、すりごま、ごま油)を和える。
器に盛り付けて、出来上がり。
《作る際のポイント》
BONIQ後、ほうれん草を冷水にさらす時間は3分を目安にしてください。
「95℃ ほうれん草のアク抜きは可能?比較実験」の結果、BONIQ後に水にさらして3分でアクは抜け、塩が浸透したほうれん草は本来の味わいが引き出されていました。従来法の鍋で塩ゆでするよりもほうれん草の味が濃くなります。水に長くさらし過ぎると水っぽくなり、栄養分が流出するおそれがあります。
一般的な耐熱袋のLサイズにほうれん草1束(約200g)がギリギリ入ります。量を増やす場合は袋を分けてください。
カットしたほうれん草を袋に入れて低温調理する方法でもできますが、この方法では水にさらした時に栄養分が流出し、水っぽくなりがちです。ですので、ほうれん草はカットせず低温調理し、水にさらしてアク抜きしてからカットしています。
「95℃ 簡単シャキシャキもやしのナムル」「95℃ にんじんのナムル」も同じ温度(設定時間 9分)で調理可能です。
《作った感想》
ほうれん草ナムルは、従来の鍋でほうれん草を茹でる方法でも簡単にできます。
しかしその味を比較してみると、違いがはっきりわかります。
茹でると栄養や味が流出してしまいがちですが、BONIQで低温調理したものは、アクはちゃんと抜けているけど、ほうれん草本来の味が濃い!水っぽさはありません。
BONIQがお肉やお魚を美味しくできるのは、もはや当たり前になっていますが、このような野菜のサイドメニューもワンランク上の味わいに仕上げられます。
ぜひ試していただきたい一品です。
BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス
ほうれん草に含まれるβカロテンは体内でビタミンAと同じ働きをする栄養素です。
ビタミンAは免疫力を高めたり、肌の環境を保つ働きを持つ栄養素なのですが過剰に摂取すると、肝臓に貯蔵されて肝障害などの副作用をおこすおそれがあります。
しかし、βカロテンの形で摂取すると、β-カロテンは体内の必要性に応じてビタミンAに変わることから、ビタミンAの供給源としてのβ-カロテンの過剰はないといわれています。
ビタミンAは主に動物の肝臓に多く含まれており、レバーなどが好きで毎日食べる方は要注意。
ほうれん草をはじめとする緑黄色野菜からβカロテンを積極的に摂取することをおすすめします。
質問・疑問・要望・作った感想をコメントいただけたら嬉しいです^^
【注意】
低温調理では高温による殺菌ができないため、食の安全に留意する必要があります。
レシピ記載の温度・時間設定をご参考いただき、例として大きく温度設定を変更するなどはされないようご注意ください。
なお、レシピ記載の設定をお守りいただいた上であっても、食材や調理環境などによっても安全面のリスクが異なるため、最終的には自己責任となりますことご了承ください。
取扱説明書や低温調理ガイドブック、各種の低温調理における情報などをご覧いただいた上で、安全に配慮した調理をお願いいたします。詳細はこちらの【低温調理のルール 〜6つのポイント〜】を参照くださいませ。
また食中毒に関して、下記のサイトもご一読ください。
特にお年寄りやお子様、免疫力の弱っている方は当サイト推奨温度設定に従わずに、下記厚生労働省サイトの指示に従い全てのお肉で【中心温度75℃ 1分以上】の加熱をしてください。
→ 食肉に関する注意点:厚生労働省 食中毒予防
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