・BONIQ設定
・材料・一食あたりの栄養素
・手順
・作る際のポイント
・作った感想
・BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス
簡単水キムチで腸に届く乳酸菌をたっぷり摂取!
冷んやりさっぱり、まろやかな酸味でやさしい漬け物。
BONIQ設定
材料
☆作りやすい分量☆
<BONIQする材料>
・大根 輪切り6cm分(約250g)
・きゅうり 2本(約200g)
・塩(大根ときゅうりの塩揉み用) 13g(小さじ2、大根ときゅうりの重量の3%)
・赤パプリカ 1/3個(約60g)
・黄パプリカ 1/3個(約60g)《調味液》
・にんにく 1/2片
・しょうが 1片
・たかのつめ 1本(お好みで)
・塩麹 大さじ2
・米酢、または、穀物酢 大さじ2
・砂糖(三温糖や上白糖など) 小さじ1
・塩 小さじ2
・米のとぎ汁 500ml
※詳しくは《作る際のポイント》に説明あり。<ほか、調理器具など>
・ハサミ
・鍋(調味料を作る用)
《手順》
具材を準備する
大根は皮をむき、きゅうりはそのまま3cm長さの拍子木切り(1cm角で3cm程の長さ)にする。
カットした大根、きゅうりをボウルに入れ、塩をまぶし20分ほど置く。
水分が出てきたら流水で塩を洗い流し、絞って水気を切っておく。
パプリカは種とわたを取り除き、食べやすい大きさに棒状、または、乱切りにカットする。
調味液を作る
にんにくはスライス、しょうがは千切り、たかのつめは種を取り除いてハサミで小口切りにする。
鍋に《調味液》の材料を全て入れて中火にかけ、一度沸騰させたら火を止めて粗熱を取る。
耐熱袋に投入する
耐熱袋に大根、きゅうり、パプリカ、調味液を入れる。
低温調理器 BONIQをセットする
鍋やコンテナに水を入れ、本体を挿す。
35℃ 6:00(6時間)に設定する。
※肉、魚(生食用を除く)は種類と厚みに応じて加熱設定を変更する。参照:「低温調理 加熱時間基準表」
※食材全体がきちんと湯せんに浸かるよう、十分な水量を用意する。
※高温・長時間調理時は蒸発による水位減少を防ぐため、最大水量を用意する。
・BONIQ 深型ホーロー鍋はこちら
・BONIQ 低温調理コンテナ&コンテナアクセサリー(ラック、トレー、フタ、ジャケット)はこちら
BONIQに投入する
設定温度に達したら袋を湯せんに入れ、低温調理をする。
※袋内に気泡が残らないよう湯せんに入れながらしっかり空気を抜き、密封する。(参考:動画「低温調理用バッグの密封方法」、記事「ベストなバッグ密封の仕方 比較実験」)
※食材全体が湯せんに浸かるようにする。浮いてくる場合は耐熱性の瓶や重しを乗せて完全に沈める。
※高温・長時間調理時は湯せんにカバーをする。(鍋:ラップ、コンテナ:フタ)
仕上げ
BONIQの設定時間終了タイマーが鳴ったら袋を取り出し、袋ごと氷水で冷却する。
冷蔵庫で冷やして、出来上がり。
《作る際のポイント》
本来の水キムチは〝辛くない〟レシピが多いのですが、韓国の家庭料理なので作り方は様々です。
個人的にたかのつめを入れた方が〝水キムチ〟という名前にしっくりくるため&おいしく感じるため入れていますが、お好みで調整ください。
材料の「米のとぎ汁」を入れるのは、野菜に元々付いている乳酸菌がとぎ汁の糖分をエサにして乳酸発酵するのを助けるためです。とぎ汁がない場合は、水500mlに片栗粉(または米粉や上新粉)小さじ1で代用してください。
冷蔵保存で1週間を目安にお召し上がりください。
《作った感想》
発酵食品の代表ともいえる真っ赤なキムチとは違って、あっさりサラサラした水キムチ。作り方も材料も異なります。
真っ赤なキムチは発酵に10日程かかりますが、常温発酵なら半日〜1日、BONIQで発酵温度を管理すれば6時間で完成します。
また、使う材料は様々ですが、粉唐辛子を始めとした何種類もの手に入りにくい材料を用意する必要もなく、家にあるもので簡単に作ることができます。
そして、なんと言っても注目したいのが水キムチの乳酸菌。
熱や胃酸に弱く腸まで届く前に死滅してしまう動物性の乳酸菌(カスピ海ヨーグルトを除く)と違い、植物性の乳酸菌は生きたまま腸まで届くと言われていますが、その乳酸菌の量、水キムチ1gあたりなんと約3億個も含まれているとのこと!(ぬか漬けは約1600万個、キムチは約1億6000万個)
腸内環境を整え、便秘改善、美肌効果、免疫力アップ、生活習慣病予防・・・と様々な健康効果が期待できる乳酸菌パワー。
残った汁は捨てずに、スープにするのがおすすめです。
BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス
水キムチの乳酸菌は、米のとぎ汁や野菜に含まれて(付着して)いる菌が由来です。
天然の乳酸菌を発酵させることで、酸味を作り出します。
水キムチの汁にも乳酸菌がたっぷりなので捨てずに召し上がってほしいのですが、そのまま生で飲むことに抵抗がある場合は加熱調理しても良いです。
加熱すると乳酸菌が死んでしまうこともありますが、死滅した乳酸菌は腸の中で善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えることにつながります。
スープやお味噌汁、鍋の汁などにリメイクして残さず召し上がってくださいね。
質問・疑問・要望・作った感想をコメントいただけたら嬉しいです^^
【注意】
低温調理では高温による殺菌ができないため、食の安全に留意する必要があります。
レシピ記載の温度・時間設定をご参考いただき、例として大きく温度設定を変更するなどはされないようご注意ください。
なお、レシピ記載の設定をお守りいただいた上であっても、食材や調理環境などによっても安全面のリスクが異なるため、最終的には自己責任となりますことご了承ください。
取扱説明書や低温調理ガイドブック、各種の低温調理における情報などをご覧いただいた上で、安全に配慮した調理をお願いいたします。詳細はこちらの【低温調理のルール 〜6つのポイント〜】を参照くださいませ。
また食中毒に関して、下記のサイトもご一読ください。
特にお年寄りやお子様、免疫力の弱っている方は当サイト推奨温度設定に従わずに、下記厚生労働省サイトの指示に従い全てのお肉で【中心温度75℃ 1分以上】の加熱をしてください。
→ 食肉に関する注意点:厚生労働省 食中毒予防
コメント