・BONIQ設定
・材料
・手順
・作る際のポイント
・作った感想
苦味を極力抑えた、お子様向けピーマン克服レシピ。
食べやすい食感、甘辛い味わい。ご飯に乗せてもOK。
姿は見えるけど気配を消したピーマンは、みんなの味方。
BONIQ設定
95℃
0:08(8分)※詳細は《作る際のポイント》にあり。
材料
☆2人分☆
<BONIQする材料>
・ピーマン 4〜5個(約140g)
※詳細は《作る際のポイント》にあり。
・塩(ピーマン下処理用) 小さじ1/3
・ツナ(食塩無添加・油不使用) 50g(ツナ缶(小サイズ)1個分)
※詳細は《作る際のポイント》にあり。《調味料》
・砂糖 小さじ1
・しょうゆ 小さじ1
・ごま油 小さじ1
・オイスターソース 小さじ1/2<仕上げ>
・白ごま 小さじ1<ほか、調理器具など>
・ボウル/容器
・ざる
《手順》
低温調理器 BONIQをセットする
鍋やコンテナに水を入れ、本体を挿す。
95℃ 0:08(8分)に設定し、水温上昇を開始する。
(食材はまだ投入しない。)
※肉、魚(生食用を除く)は種類と厚みに応じて加熱設定を変更する。参照:「低温調理 加熱時間基準表」
※食材全体がきちんと湯せんに浸かるよう、十分な水量を用意する。
※高温・長時間調理時は蒸発による水位減少を防ぐため、最大水量を用意する。
・BONIQ 低温調理コンテナ&コンテナアクセサリー(ラック、トレー、フタ、ジャケット)はこちら
・BONIQ 深型ホーロー鍋はこちら
材料の下処理をする
ピーマンを縦半分にカットし、ヘタと種を取り除く。
繊維に垂直(横向き)に5mm程にスライスしてボウルに入れる。
塩を加え、3分程揉むと水分が出てくる。
ボウルに水を注いでざるに上げ、水気をしぼる。
ツナの汁がある場合は、汁気を切っておく。
耐熱袋に投入する
耐熱袋にピーマン、ツナ、《調味料》の材料(砂糖、しょうゆ、ごま油、オイスターソース)を全て入れ、全体を混ぜる。
BONIQ 低温調理用耐熱袋「BONI BAG」(湯せん、冷凍、冷蔵可能)はこちら
BONIQに投入する
設定温度に達したら袋を湯せんに入れ、低温調理をする。
※袋内に気泡が残らないよう湯せんに入れながらしっかり空気を抜き、密封する。(参考:動画「低温調理用バッグの密封方法」、記事「ベストなバッグ密封の仕方 比較実験」)
※食材全体が湯せんに浸かるようにする。浮いてくる場合は、
・BONIQ 低温調理コンテナ:コンテナラック、トレーを使用して完全に沈める。
・鍋:耐熱性の瓶や重しを乗せて完全に沈める。
※高温・長時間調理時は、湯せんにカバーをして水位減少を防ぐ。
・BONIQ 低温調理コンテナ:コンテナルーフを使用する。
・鍋:ラップを使用する。
仕上げ
BONIQの設定時間終了タイマーが鳴ったら、袋を取り出し、甘辛ピーマンを器に盛る。
白ごまを振りかけて出来上がり。
《作る際のポイント》
本レシピはピーマンの苦味を抑え、お子様が食べやすい食感と味わいを目指して作成しています。
通常BONIQでは野菜の良さを引き出すために、食感を残したり、素材の味を生かすように仕上げる料理が多いですが、本レシピはピーマンらしさを抑えるようにしました。
先に行った実験「80℃ ピーマンの低温調理 切り方で苦みは変わる?比較実験」の結果、ピーマンの下処理は「繊維に垂直(横切り)にし、塩で揉んで水に流す方法」がピーマンの苦味を抑えられることがわかりました。
また、BONIQ設定は実験通りの「BONIQ:80℃ 10分」ではピーマンのシャキシャキした食感を生かすことができますが、本レシピは「もっとやわらかく食べやすく、苦味を抑える」ことを目的としましたので「BONIQ:95℃ 8分」としました。
大人で全くピーマンに抵抗がない、あるいは、ピーマン好きの方が召し上がる場合は「BONIQ:80℃ 10分」に設定し、ピーマンの塩揉みはしなくてもOK。さらに、砂糖の量は「小さじ1/2」に減らすのがおすすめです。また、仕上げにラー油や七味をかけるのも◎
材料のピーマンについて、ピーマンは1パックで重さは130〜150gが一般的です。同じ商品ですと、4個入りでも5個入りでも概ね同じ重さになっています。
ツナは本レシピでは「食塩無添加・油不使用」のものを使用しています。食塩、旨味調味料や油を添加したものでも作ることができますが、味が強くなる可能性がありますので、調味料をやや控えめに入れ、仕上げに調整してください。
手順2、横切りしたピーマンに塩を入れ、3分程揉むと水分が出てきます。この水分を少し舐めてみていただくとわかりますが、とても苦いです(体に良い栄養成分ではありますが)。これを洗い流し、水気を絞って耐熱袋に入れてください。
《作った感想》
私は元々「無限ピーマン」のような料理名に「無限」と付けるのは好きじゃないのです。キャッチーかもしれませんが、そもそも無限に食べられるわけはないし(ただのひとりごと)。
ただこの甘辛ピーマン、「2人分」としましたが美味しすぎて1人でもペロッと食べられそうです。ピーマン5個を1人分にしてしまったら、家族4人なら20個??無限とはいきませんが、確かに大量に食べられます。
もしピーマンを食べられないというお子様がいましたら、ぜひお試しいただきたいです!
元々動物は「毒」や「腐敗」を避けるために「苦味」と「酸味」を本能的に嫌うようにできているようなので、何度も経験して「慣れる」ことが大切だということです。もしお子様が食べられなければ、また時期をおいてお試しいただくと良いかもしれません。
「食べられたよ!」というお子様がいらっしゃいましたら、コメントでお知らせいただけましたら幸いです。
質問・疑問・要望・作った感想をコメントいただけたら嬉しいです^^




【注意】
低温調理では高温による殺菌ができないため、食の安全に留意する必要があります。
レシピ記載の温度・時間設定をご参考いただき、例として大きく温度設定を変更するなどはされないようご注意ください。
なお、レシピ記載の設定をお守りいただいた上であっても、食材や調理環境などによっても安全面のリスクが異なるため、最終的には自己責任となりますことご了承ください。
取扱説明書や低温調理ガイドブック、各種の低温調理における情報などをご覧いただいた上で、安全に配慮した調理をお願いいたします。詳細はこちらの【低温調理のルール 〜6つのポイント〜】を参照くださいませ。
また食中毒に関して、下記のサイトもご一読ください。
特にお年寄りやお子様、免疫力の弱っている方は当サイト推奨温度設定に従わずに、下記厚生労働省サイトの指示に従い全てのお肉で【中心温度75℃ 1分以上】の加熱をしてください。
→ 食肉に関する注意点:厚生労働省 食中毒予防


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