・BONIQ設定
・材料・一食あたりの栄養素
・手順
・作る際のポイント
・作った感想
・BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス
旬のアスパラガスととろとろ温泉卵の創作前菜メニュー。
BONIQの低温調理なら栄養素も逃しにくい。
BONIQ設定
<卵> 85℃ 0:07(7分)
<アスパラガス> 85℃ 0:15(15分)※ 7分で卵を取り出した後に、8分アスパラガス用に追加する。
材料
☆2人分☆
<BONIQする材料1>
・アスパラガス 6本<BONIQする材料2>
・卵 1個<柚子こしょうあん>
・だし汁 75ml(大さじ5)
・柚子こしょう 小さじ1/2
・塩 1g
・しょうゆ 3滴
・水溶き片栗粉 小さじ1(片栗粉 小さじ1/2、水 小さじ1/2)<仕上げ>
・こしょう 適量
・塩 適量<ほか、調理器具など>
・ピーラー
・小鍋
《手順》
低温調理器 BONIQをセットする
鍋やコンテナに水を入れ、本体を挿す。
85℃ 0:07(7分)に設定する。
※肉、魚(生食用を除く)は種類と厚みに応じて加熱設定を変更する。参照:「低温調理 加熱時間基準表」
※食材全体がきちんと湯せんに浸かるよう、十分な水量を用意する。
※高温・長時間調理時は蒸発による水位減少を防ぐため、最大水量を用意する。
・BONIQ 深型ホーロー鍋はこちら
・BONIQ 低温調理コンテナ&コンテナアクセサリー(ラック、トレー、フタ、ジャケット)はこちら
アスパラガスの下処理〜耐熱袋に投入する
アスパラガスの根元の硬い部分を1~2cm切り落とし、根元から1/3まで薄くピーラーで筋を取る。はかまの部分が硬い場合は取り除く。
真ん中でカットして2等分にし、耐熱袋に広げて入れる。
BONIQに投入する
設定温度に達したら袋を湯せんに入れ、低温調理をする。卵は直接湯せんに入れる。
※袋内に気泡が残らないよう湯せんに入れながらしっかり空気を抜き、密封する。(参考:動画「低温調理用バッグの密封方法」、記事「ベストなバッグ密封の仕方 比較実験」)
※鍋底に卵を勢いよく落とさないよう、お玉やトングなどを使ってそっと沈める。
※食材全体が湯せんに浸かるようにする。浮いてくる場合は耐熱性の瓶や重しを乗せて完全に沈める。
※高温・長時間調理時は湯せんにカバーをする。(鍋:ラップ、コンテナ:フタ)
柚子こしょうあんを作る
小鍋に<柚子こしょうあん>のだし汁、柚子こしょう、塩、しょうゆを入れ、弱火にかけて混ぜる。
沸騰したら火を止め、水溶き片栗粉を少しずつ入れながら混ぜる。
弱火にかけて混ぜ、再び沸騰してとろみがついたら火を止める。
卵を冷却〜再度BONIQを設定する
BONIQの設定時間終了タイマーが鳴ったら卵のみ取り出し、冷水で冷やす。
再度85℃ 0:08(8分)に設定し、設定温度に達したらアスパラガスの入った袋のみ再度湯せんに入れ、低温調理をする。
仕上げ
再度BONIQの設定時間終了タイマーが鳴ったら袋を取り出す。
アスパラガスを取り出し、皿に盛りつける。
上からあんをかけ、塩、こしょうをする。
上から卵を乗せて出来上がり。
《作る際のポイント》
アスパラガスの選び方として、全体的に緑が濃く同じ太さで穂先がピンとして穂が開いてないものがおすすめです。
BONIQの設定温度と時間について、今回はアスパラガスと同時調理ができることを目的に設定しました。
85℃ 5分、7分、10分、それぞれのタイミングで取り出して仕上がりをみてみましたが、写真のように卵黄がとろっと、まさにちょうどよく美味しそうに流れたのは7分でした。(65g程度の卵を使用の場合。卵の大きさによっては仕上がり具合が異なります。)
手順6、85℃で卵を低温調理すると、割った時に温泉卵のようにつるりとは出てこず、どうしても殻に白身が張り付いてしまいます。スプーンなどで殻の周りの白身をこそげて取り出してください。
同時調理でなくても良い場合は、68℃ 30分で完璧な温泉卵ができます。(参照:「68℃ ほったらかしでとろとろ 基本の温泉卵」)温泉卵のみを調理後、85℃ 15分でアスパラガスのみを調理する方法でも問題ありません。
BONIQ 85℃で、左)10分 右)5分
10分のものは白身が固まり過ぎて殻から剥がれにくく、5分のものはゆるすぎてしまう。
《作った感想》
春から初夏にかけて旬を迎えるアスパラガス。
旬の時期に出回っている物が1番美味しく栄養価も高いですね。
(ホワイトアスパラガスよりも、グリーンアスパラガスの方が栄養価は高いです。)
アスパラガスの栄養で有名なのがアスパラギン酸やルチンですが、アスパラギン酸は熱に弱いため、低温調理が最も適しています。
袋に抜け出た汁のそのわずかな量から、いかに栄養を逃さず調理できたかが一目瞭然です。
まずは、袋から出したてのそのままのアスパラガスを食べてみてください。一口食べただけで甘さの違いがわかります。
調理時間も短く、栄養も旨味甘みもアップ!毎日の定番にしたいです。
BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス
卵は「完全栄養食」と呼ばれるほど栄養価が高い食品ということで有名ですが、加熱をしすぎると消化に負担がかかりスムーズに消化吸収ができなくなってしまいます。
しかし、生卵が良いかというとそういう訳でもなく、生卵の白身には体の中のタンパク質分解酵素を阻害する酵素があり、生のままでも消化に悪いのです。
程よい茹で加減の半熟卵や温泉卵が胃に負担をかけずに消化できますよ。
温泉卵は調理後、冷蔵庫で3日ほどは美味しく召し上がることができます。一度に多めに作っておき、油性ペンで温泉卵の印をつけておけばいつでも食べたいときに温泉卵を食べることができますよ。
そのままだし醤油をかけて食べても良いですし、ローストビーフ丼のトッピングや卵かけごはん、青菜とのお浸しにもピッタリです。
質問・疑問・要望・作った感想をコメントいただけたら嬉しいです^^
【注意】
低温調理では高温による殺菌ができないため、食の安全に留意する必要があります。
レシピ記載の温度・時間設定をご参考いただき、例として大きく温度設定を変更するなどはされないようご注意ください。
なお、レシピ記載の設定をお守りいただいた上であっても、食材や調理環境などによっても安全面のリスクが異なるため、最終的には自己責任となりますことご了承ください。
取扱説明書や低温調理ガイドブック、各種の低温調理における情報などをご覧いただいた上で、安全に配慮した調理をお願いいたします。詳細はこちらの【低温調理のルール 〜6つのポイント〜】を参照くださいませ。
また食中毒に関して、下記のサイトもご一読ください。
特にお年寄りやお子様、免疫力の弱っている方は当サイト推奨温度設定に従わずに、下記厚生労働省サイトの指示に従い全てのお肉で【中心温度75℃ 1分以上】の加熱をしてください。
→ 食肉に関する注意点:厚生労働省 食中毒予防
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