・BONIQ設定
・材料・一食あたりの栄養素
・手順
・作る際のポイント
・作った感想・BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス
・レシピ動画
たっぷりソースをまとったヒレかつを、やわらかなパンが包み込む。
パーティーやおもてなしランチの一品としても♪
BONIQ設定
63℃
1:20(1時間20分)※参照:低温調理 加熱時間基準表(豚肉)
材料
☆2人分☆
<BONIQする材料>
・豚ヒレ肉 250g<揚げ用>
《調味料》
・塩 小さじ1/3(約2g)
※肉の重量の0.8%
・こしょう 適量《衣》
・小麦粉 大さじ2
・溶き卵 1/2個分
・パン粉(生、または、乾燥) 1カップ《揚げ油》
・サラダ油など 適量<ソース>
・濃厚ソース(とんかつソース) 大さじ3
・ケチャップ 大さじ2
・リーペリンソース 大さじ1と1/2
※ウスターソースで代用可。詳細は《作る際のポイント》にあり。<サンド用>
・食パン(8枚切り) 4枚
※6枚切りでも可。<付け合わせ> ※お好みで
・ベビーリーフ 適量<ほか、調理器具など>
・キッチンペーパー
・鍋
・揚げ網
《手順》
1. 低温調理器 BONIQをセットする
鍋やコンテナに水を入れ、本体を挿す。
63℃ 1:20(1時間20分)に設定し、水温上昇を開始する。
(食材はまだ投入しない。)
※肉、魚(生食用を除く)は種類と厚みに応じて加熱設定を変更する。参照:「低温調理 加熱時間基準表」
※食材全体がきちんと湯せんに浸かるよう、十分な水量を用意する。
※高温・長時間調理時は蒸発による水位減少を防ぐため、最大水量を用意する。
・BONIQ 低温調理コンテナ&コンテナアクセサリー(ラック、トレー、フタ、ジャケット)はこちら
・BONIQ 深型ホーロー鍋はこちら
2. 豚ヒレ肉を成形する
豚ヒレは筋が付いていれば取り除き、下記画像のように
1)(重量で)2等分になるようにカットする。
2)真ん中から包丁を入れる。
3)観音開きにする。
4)食パンの大きさに収まるように開くと、厚さ約2cmの四角になる。
3. 耐熱袋に投入する
耐熱袋に豚ヒレが重ならないように入れる。
4. BONIQに投入する
設定温度に達したら袋を湯せんに入れ、低温調理をする。
※袋内に気泡が残らないよう湯せんに入れながらしっかり空気を抜き、密封する。(参考:動画「低温調理用バッグの密封方法」、記事「ベストなバッグ密封の仕方 比較実験」)
※食材全体が湯せんに浸かるようにする。浮いてくる場合は、
・BONIQ 低温調理コンテナ:コンテナラック、トレーを使用して完全に沈める。
・鍋:耐熱性の瓶や重しを乗せて完全に沈める。
※高温・長時間調理時は、湯せんにカバーをして水位減少を防ぐ。
・BONIQ 低温調理コンテナ:コンテナルーフを使用する。
・鍋:ラップを使用する。
5. 豚ヒレ肉を取り出す
BONIQの設定時間終了タイマーが鳴ったら袋を取り出し、10分置いて肉汁を落ち着かせる。
6. ソースを作る
<ソース>の材料(濃厚ソース、ケチャップ、リーペリンソース)を混ぜ合わせる。
7. 衣をつける
袋から豚ヒレを取り出し、ドリップをペーパーで拭く。
豚ヒレに塩とこしょうをする。
小麦粉→溶き卵→パン粉の順に衣をつける。
※小麦粉は手ではたいて薄くつける。
※冷蔵庫で30分程寝かせると、揚げた時に衣がはがれにくい。
8. ヒレかつを揚げる
鍋で揚げ油を200℃に熱し、豚ヒレを揚げる。
片面30〜40秒、きつね色になったら裏返し、さらに30秒程揚げ、揚げ網に上げる。
9. ヒレかつをサンドする
食パンの耳を切り落とす。
ヒレかつの全面に、ソースをたっぷり塗り、食パンに置く。
上から食パンを重ね、サンドする。
上から手で押さえ、食パンとヒレかつを馴染ませる。
もしくは、ラップでぴったりと包んで30分以上冷蔵庫で置き、ラップをしたまま切ると切りやすくなる。
10. 仕上げ
3等分にカットし、皿に盛り付け、お好みでベビーリーフを添えて出来上がり。
《作る際のポイント》
ソースに使っている“リーペリンソース”はイギリスのウスターソースのブランドです。深みのある旨みとキレがあり、素材の美味しさを存分に引き立ててくれます。
日本の一般的なウスターソースでも代用できますが、リーペリンソースを常備しておくといろんな料理に使えて重宝します。
豚ヒレを揚げる際は、200℃の高温で衣をサクッと仕上げます。中にはあらかじめ火が通っているので、揚げ過ぎないように注意してください。
ヒレかつにはソースをたっぷりまとわせて、パンで挟んで上から手で押します。こうすることでパンとかつが接着して一体化し、完成されたヒレかつサンドになります。
ヒレかつサンドを3等分より小さくカットする場合は、手順9でサンドした後、ラップで包んで冷蔵庫で馴染ませた方が切りやすくなります。
仕上がりの画像は冷蔵庫でしばらく置いてからカットしたものですが、BONIQから取り出してすぐに仕上げると断面がもっとピンクになります。いずれにしても美味しく仕上がります。
《作った感想》
今回のレシピを作成するにあたり、いろいろヒレかつサンドを食べて研究しました。美味しいヒレかつサンドというのは、美味しい“パン・かつ・ソース”がひとまとまりになって、一つの完成された料理になっていることが重要だと感じました。
キャベツのせん切りなどを挟んでも良いですが、ソースが絡んだヒレかつの旨みを存分に味わうために、パンとソースとヒレかつのみのシンプルなスタイルに仕上げました。
やわらかくて食べやすく、ボロボロと具が落ちてくることがありません。マスタードを添えるのも◎
パーティーやおもてなしの一品としてもおすすめです。
BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス
レシピの8枚切り食パン使用時の栄養価を計算しています。
ビタミンB群やタンパク質が多く含まれている豚肉。今回使用しているヒレという部位は、ビタミンB1が多く含まれている豚肉の部位の中でもトップクラスにB1が豊富な部位です。
ヒレ肉には脂質が少なく、細かい筋繊維で構成されているのでとてもやわらかいのが特徴です。
豚肉に含まれているビタミンB1は糖質の代謝に関わる栄養素として大変有名ですが、アルコールの代謝にも関わる栄養素です。
アルコールは体内で無害である水と二酸化炭素に分解されていきます。通常、アルコールの代謝にはビタミンB1ではなく専用の分解酵素が働きます。しかし、大量飲酒をすることによって化学反応の過程にビタミンB1が使われる場合があるのです。つまり、お酒を多く飲めば飲むほどビタミンB1が消費されるということです。
ただし、先に述べたように食事をすることで糖質の代謝にビタミンB1が使われるので、食事と一緒にお酒を飲む場合は多めのビタミンB1摂取を心掛けるようにしましょう。
質問・疑問・要望・作った感想をコメントいただけたら嬉しいです^^
レシピ動画もご覧ください
【極上 ヒレかつサンド】BONIQ設定 - 63℃ 1:20(1時間20分)
ASMR(NO MUSIC)




【注意】
低温調理では高温による殺菌ができないため、食の安全に留意する必要があります。
レシピ記載の温度・時間設定をご参考いただき、例として大きく温度設定を変更するなどはされないようご注意ください。
なお、レシピ記載の設定をお守りいただいた上であっても、食材や調理環境などによっても安全面のリスクが異なるため、最終的には自己責任となりますことご了承ください。
取扱説明書や低温調理ガイドブック、各種の低温調理における情報などをご覧いただいた上で、安全に配慮した調理をお願いいたします。詳細はこちらの【低温調理のルール 〜6つのポイント〜】を参照くださいませ。
また食中毒に関して、下記のサイトもご一読ください。
特にお年寄りやお子様、免疫力の弱っている方は当サイト推奨温度設定に従わずに、下記厚生労働省サイトの指示に従い全てのお肉で【中心温度75℃ 1分以上】の加熱をしてください。
→ 食肉に関する注意点:厚生労働省 食中毒予防


最新記事 by 小野寺 桂子 (全て見る)
- 低温調理のルール 〜6つのポイント〜 - 2020年6月3日
サンドにはしませんでしたが、ヒレカツが柔らかくてジューシーで、パン粉はサクフワで油がしつこくなく..,うん、求めていたものでした!家ではできないと諦めてたのに…嬉しすぎます〜(≧∀≦)