ふわっとした食感にとろりとした旨み。
いわしの美味しさを最大に味わう。BONIQ設定
70℃
0:30(30分)材料
☆2人分☆
・いわし(頭~尾まで約22cmの大振りもの) 4尾
・塩(振り塩用) 適量 ※材料画像外<フリーザーバッグに入れる調味料と材料>
・しょうが(スライス) 1かけ分
・梅干し 大1個(小なら2~3個)
・酒(電子レンジなどで煮切る) 大さじ2
・みりん(電子レンジなどで煮切る) 大さじ2
・しょうゆ 大さじ2<仕上げ>
・針しょうが(細いせん切り) 適量
・木の芽 2枚当レシピの栄養素
栄養素(1人分) 1日の推奨摂取量 低糖質レベル ★★☆(一食:糖質20g以下) カロリー 476 kcal - 糖質 7.2 g - タンパク質 40.4 g 体重 x 1.2g ~ 1.5 g 脂質 27.8 g - 食物繊維 0 g 20 g 以上 カリウム 660 mg 3500 mg 以上 カルシウム 144 mg 650 mg 以上 マグネシウム 74 mg 350 mg 以上 鉄分 3.8 mg 7.5 mg 以上 亜鉛 2.2 mg 1.2 mg 以上
《手順》
BONIQをセット
70℃ 0:30(30分)に設定する。
いわしの下処理
イワシのうろこ・頭・内臓を取り、水洗いする。
振り塩をして30分置き、流水で洗ってペーパーで水気を拭く。
しょうがをカットする
フリーザーバッグに入れる方をスライスに、仕上げ用の針しょうがは細いせん切りにする。
フリーザーバッグに投入
調味料・しょうが・梅干し(少し手でほぐすようにして)と共にイワシをフリーザーバッグに入れ、空気を抜いて密封する。
フリーザーバッグの密封方法:https://youtu.be/N-t1ox7mox0
BONIQに投入
BONIQが設定温度に達したらフリーザーバッグを湯せんに入れ、低温調理をする。
味をしみ込ませる
BONIQの設定時間終了タイマーが鳴ったらフリーザーバッグを取り出し、室温に置いて(1時間)あら熱を取りながら味を含ませる。
すぐに食べない場合は、フリーザーバッグを引き揚げたら氷水に浸けて急冷し、冷蔵庫に入れる。
仕上げ
食べる際は、
・BONIQ70℃の湯せんに約5分
・約80℃の湯せんに約2分
上記いずれかの方法で浸けて温め、汁ごと皿に盛る。
針しょうがを添え、木の芽を手のひらで叩いて香りを出して飾れば出来上がり。
《作る際のポイント》
以前行った比較実験「骨まで柔らかくなるか?いわし 時間比較実験」で、85℃ 30分~8時間で低温調理を行いましたが8時間でも骨まで柔らかくすることはできませんでした。
また、新鮮ないわしを使ったので8時間のものよりも、30分さっと調理した方がいわし本来の味わいが生きていて美味しい仕上がりになることがわかりました。
そこで今回は時間を30分と設定し、85℃と70℃2つの温度帯を比べてみたところ、70℃の方がふわっとした食感の中にとろりと旨みが感じられる仕上がりとなりました。
このような理由から、最終的にBONIQ設定70℃ 30分と決定しています。
梅干しはいわしの臭みを取る働きをし、さらに酸味が良いアクセントになります。
《作った感想》
いわしは骨が多く、正直今まで避けていた食材でした。でも、こんなに美味しく仕上げられるなんて。
今回は旬のいわし(マイワシ)の美味しさを最大限に!引き出せたと思っています。
時間や温度で煮魚の仕上がりにかなりの違いが出るということもわかり、とても低温調理の面白さを感じました。
どうやってその食材を最大限に美味しくできるのか?これからも研究に取り組みたいと思います。
BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス
いわしには魚油特有のDHA・EPAが豊富に含まれています。
DHAは細胞の老化防止や認知症の予防に役立ち、EPAは血管を健康に保つ働きがあります。
ただし、下手に煮付けると煮汁にDHA・EPAも流れ出してしまい、せっかくの健康成分が減ってしまうのが悩みでした。
BONIQで煮物をすると、煮汁が最低限で済むので煮汁に溶けだした分の成分も、白飯などに付けて食べ切ることができます。
素材のおいしさを最大限に生かすうえ、栄養成分も丸ごと摂取することができるのも低温調理の凄さですね。
質問・疑問・要望・作った感想をコメントいただけたら嬉しいです^^


【注意】
低温調理では高温による殺菌ができないため、食の安全に留意する必要があります。
レシピ記載の温度・時間設定をご参考いただき、例として大きく温度設定を変更するなどはされないようご注意ください。
なお、レシピ記載の設定をお守りいただいた上であっても、食材や調理環境などによっても安全面のリスクが異なるため、最終的には自己責任となりますことご了承ください。
取扱説明書や低温調理ガイドブック、各種の低温調理における情報などをご覧いただいた上で、安全に配慮した調理をお願いいたします。詳細はこちらの【低温調理のルール 〜6つのポイント〜】を参照下さいませ。
また食中毒に関して、下記のサイトもご一読ください。
特にお年寄りやお子様、免疫力の弱っている方は当サイト推奨温度設定に従わずに、下記厚生労働省サイトの指示に従い全てのお肉で【中心温度75℃ 1分以上】の加熱をしてください。
→ 食肉に関する注意点:厚生労働省 食中毒予防
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小野寺 桂子

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