比較実験

95℃ エネルギー源!低温調理炊飯(ご飯炊き)

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(2)


BONIQ設定
材料
一食あたりの栄養素
手順
作る際のポイント
作った感想
BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス

BONIQの低温調理でお米を炊くことはできるのか?

米は炊飯器以外でも土鍋やフライパンでも炊くことができる。
95℃の高温を保つことができるBONIQの低温調理でも、お米を炊くことができるのではないか?

通常、米を炊く際は沸騰させた後高温を保ち(約10分間)、その後蒸らす(約10分間)ことで炊き上がる。
そこで、以下の2パターンでそれぞれの仕上がりの違いを比べてみる。

実験1. 95℃ 0:10(10分)→そのまま湯せんに10分浸け、蒸らす
実験2. 95℃ 0:15(15分)→そのまま湯せんに10分浸け、蒸らす

BONIQ設定

実験1. 95℃ 0:10(10分)→そのまま湯せんに10分浸け、蒸らす
実験2. 95℃ 0:15(15分)→そのまま湯せんに10分浸け、蒸らす

材料


☆1合分(=耐熱袋1袋)☆
・米  1合(150g)
・水  180ml(米+水で合計330gにする)

上記、耐熱袋1袋(1合)× 2袋で比較実験を行う。

<ほか、調理器具など>
・鍋(低温調理後に蒸らす用)

当レシピの栄養素

栄養素(1人分) 1日の推奨摂取量
低糖質レベル (一食:糖質40g 以下)
カロリー 168 kcal -
糖質 36.8 g -
タンパク質 2.5 g 体重 x 1.2g ~ 1.5 g
脂質 0.3 g -
食物繊維 0.3 g 20 g 以上
カリウム 29 mg 3500 mg 以上
カルシウム 3 mg 650 mg 以上
マグネシウム 7 mg 350 mg 以上
鉄分 0.1 mg 7.5 mg 以上
亜鉛 0.6 mg 10 mg 以上

※上記はレシピの2/3量の栄養価を計算しています。

《手順》

低温調理器 BONIQをセットする

鍋やコンテナに水を入れ、本体を挿す。
95℃ 0:10(10分)に設定する。(スタートはしない)

※肉、魚(生食用を除く)は種類と厚みに応じて加熱設定を変更する。参照:「低温調理 加熱時間基準表
※食材全体がきちんと湯せんに浸かるよう、十分な水量を用意する。
※高温・長時間調理時は蒸発による水位減少を防ぐため、最大水量を用意する。

BONIQ 深型ホーロー鍋はこちら
BONIQ 低温調理コンテナ&コンテナアクセサリー(ラック、トレー、フタ、ジャケット)はこちら

耐熱袋に投入する

米を研いでざるに上げ、耐熱袋に入れて水を加える。
米を研ぐ際に米が水を吸うため、袋の重さを除いて全体が330gになるよう、計量しながら水を加える。
同様に繰り返し、もう1袋作る。

BONIQ 低温調理用耐熱袋「BONI BAG」はこちら

BONIQに投入する

2つの袋をまだ水の状態の湯せんに入れ、BONIQのスタートボタンを押して低温調理をする。(BONIQが95℃に達するまでの時間を利用して浸水をする。)

※袋内に気泡が残らないよう湯せんに入れながらしっかり空気を抜き、密封する。(参考:動画「低温調理用バッグの密封方法」記事「ベストなバッグ密封の仕方 比較実験」
※食材全体が湯せんに浸かるようにする。浮いてくる場合は耐熱性の瓶や重しを乗せて完全に沈める。
※高温・長時間調理時は湯せんにカバーをする。(鍋:ラップ、コンテナ:フタ)

そのまま湯せんで蒸らす

BONIQの設定時間終了タイマーが鳴ったら1袋のみ取り出し、別の鍋に沸かしていたお湯の中に入れて10分置き、蒸らす。
BONIQ設定を5分追加する。

再度BONIQの設定時間終了タイマーが鳴ったら、2袋目はそのまま湯せんの中で10分置き、蒸らす。

仕上げ

それぞれ器に盛り付けて、出来上がり。


比較実験結果

実験1. 95℃ 0:10(10分)→そのまま湯せんに10分浸け、蒸らす(写真右)
ほんの少し米にまだ火が通りきっていない食感。ぼそっとしがち。

実験2. 95℃ 0:15(15分)→そのまま湯せんに10分浸け、蒸らす(写真左)
米にしっかり火が通っていた。
ただし水圧がかかっているため“ふんわり”というよりも“みっちりとした”炊き上がり。



《作る際のポイント》
従来の炊飯器などで炊飯する際は、水蒸気で水の5%程が蒸発します。BONIQで行う際は、従来の炊飯よりも少なめの水分量で炊き上げます。

本レシピは1合分の炊飯の分量です。
耐熱袋1袋で、2合、3合・・と米の量を増やして炊く場合には加熱時間を延長する必要があるでしょう。

《作った感想》
BONIQの低温調理でお米が炊けるとは!
今回実際に行ってみて、「米と水をBONIQで95℃ 15分低温調理後、そのまま湯せんの中で10分間放置」することで炊飯ができることがわかりました。
15分+10分でお米が炊き上がるのも嬉しいですが、BONIQなら同時調理できるのが大きなポイント!
主食の白ご飯と一緒に主菜や副菜を同時調理して、まるっと1〜2食分の献立など、一気に複数品を作ることができますね。
95℃レシピは魚介類、野菜、スープ、スイーツまでたくさんあります。「設定温度別:95℃〜」レシピカテゴリからぜひ探してみてくださいね。

BONIQの低温調理で炊いたご飯は、ふんわりとした粒が立ったごはんではなく“みっちりとした”炊き上がり。
このみっちりとした炊きあがりは、毎日食べる主食の白飯、というよりは“もち米”にピッタリではないだろうか?
ということで、今後もち米を使ったレシピで応用し実験していきます。お楽しみに!

BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス

ご飯の栄養素と言えば何を思い浮かべますか?
糖質(炭水化物)が多いというイメージが強く、他の栄養素は入っていないと思っている方も少なくないはず。
実はご飯には糖質の他、たんぱく質や食物繊維、カルシウムや亜鉛などの栄養素が少しずつ含まれているのです。
「少ししか入っていないなら、ないも当然」とあなどることなかれ。
茶碗1杯のごはんに微量に含まれている栄養素でも、365日ほぼ毎日食べるのであれば「塵も積もれば山となる」です。
主食であるご飯が主食であるゆえんは、エネルギーに代わりやすい糖質が豊富に含まれていることと、少しずつ様々な栄養素が含まれているということなのです。

<低温調理炊飯(ご飯炊き)、おこわ シリーズ>
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【注意】
低温調理では高温による殺菌ができないため、食の安全に留意する必要があります。
レシピ記載の温度・時間設定をご参考いただき、例として大きく温度設定を変更するなどはされないようご注意ください。
なお、レシピ記載の設定をお守りいただいた上であっても、食材や調理環境などによっても安全面のリスクが異なるため、最終的には自己責任となりますことご了承ください。
取扱説明書や低温調理ガイドブック、各種の低温調理における情報などをご覧いただいた上で、安全に配慮した調理をお願いいたします。詳細はこちらの【低温調理のルール 〜6つのポイント〜】を参照くださいませ。


また食中毒に関して、下記のサイトもご一読ください。
特にお年寄りやお子様、免疫力の弱っている方は当サイト推奨温度設定に従わずに、下記厚生労働省サイトの指示に従い全てのお肉で【中心温度75℃ 1分以上】の加熱をしてください。
→ 食肉に関する注意点:厚生労働省 食中毒予防

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井澤 綾華

井澤 綾華

北海道の田舎で2児を育てながらフリーランスで働く管理栄養士。食で地域を盛り上げることが大好き。健康的で簡単に作れるレシピの開発や、栄養価計算を行う。BONIQで作る料理は高齢の家族からも好評。
井澤 綾華

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  • 実験1. 95℃ 0:10(10分)→そのまま湯せんに10分浸け、蒸らす
  • 実験2. 95℃ 0:15(15分)→そのまま湯せんに10分浸け、蒸らす

材料一覧

  • ☆1合分(=耐熱袋1袋)☆
  • ・米  1合(150g)
  • ・水  180ml(米+水で合計330gにする)
  • <ほか、調理器具など>
  • ・鍋(低温調理後に蒸らす用)

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