魚介レシピ

60℃ 肝機能を高める◎簡単 ほたるいかの佃煮

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BONIQ設定
材料一食あたりの栄養素
手順
作る際のポイント
作った感想
BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス

春が旬のほたるいか、低温調理で加熱してもふっくらやわらか。
しっかり味が染み込んで、お酒もご飯も進む一品。

BONIQ設定

60℃
0:50(50分)

材料


☆作りやすい分量☆
<BONIQする材料>
・ほたるいか(ボイル)  200g
※生ほたるいかを使用する場合は「生食用ほたるいかの注意点・ほたるいか生食の危険性」を参照。
・塩水(下処理用)  500ml程(水500ml:塩小さじ1)

《耐熱袋に入れる調味料》
・しょうが(千切り)  15g
・酒  大さじ2
・みりん  大さじ2
・しょうゆ  大さじ2
・砂糖(三温糖や上白糖など)  大さじ2

当レシピの栄養素

栄養素(1人分) 1日の推奨摂取量
低糖質レベル (一食:糖質20g 以下)
カロリー 117.2 kcal -
糖質 12.6 g -
タンパク質 9.5 g 体重 x 1.2g ~ 1.5 g
脂質 1.5 g -
食物繊維 0.1 g 20 g 以上
カリウム 165 mg 3500 mg 以上
カルシウム 15 mg 650 mg 以上
マグネシウム 22 mg 350 mg 以上
鉄分 0.7 mg 7.5 mg 以上
亜鉛 1 mg 10 mg 以上

※上記はレシピの1/4量の栄養価を計算しています。

《手順》

ほたるいかの下処理をする

ほたるいかの目(白い球状)とその周りの黒い部分、足の間にあるクチバシを指でつまみ、しごき出す。
エンペラ側の胴体の中に指(または、ピンセット)を入れ、軟骨を抜き取る。
ボウルに塩水を作り、ほたるいかを入れてやさしく洗う。
ざるにあげて水気を切り、キッチンペーパーで水気を押さえる。





低温調理器 BONIQをセットする

鍋やコンテナに水を入れ、本体を挿す。
60℃ 0:50(50分)に設定する。

※肉、魚(生食用を除く)は種類と厚みに応じて加熱設定を変更する。参照:「低温調理 加熱時間基準表
※食材全体がきちんと湯せんに浸かるよう、十分な水量を用意する。
※高温・長時間調理時は蒸発による水位減少を防ぐため、最大水量を用意する。

BONIQ 深型ホーロー鍋はこちら
BONIQ 低温調理コンテナ&コンテナアクセサリー(ラック、トレー、フタ、ジャケット)はこちら

耐熱袋に投入する

しょうがは千切りにする。
酒、みりんは耐熱容器に入れ、電子レンジ(600Wで40秒)で加熱し、10秒程沸騰させてアルコールを煮切る。
耐熱袋にほたるいか、《調味料》(しょうが、酒、みりん、しょうゆ、砂糖)を全て入れる。

BONIQ 低温調理用耐熱袋「BONI BAG」はこちら

BONIQに投入する

設定温度に達したら袋を湯せんに入れ、低温調理をする。

※袋内に気泡が残らないよう湯せんに入れながらしっかり空気を抜き、密封する。(参考:動画「低温調理用バッグの密封方法」記事「ベストなバッグ密封の仕方 比較実験」
※食材全体が湯せんに浸かるようにする。浮いてくる場合は耐熱性の瓶や重しを乗せて完全に沈める。
※高温・長時間調理時は湯せんにカバーをする。(鍋:ラップ、コンテナ:フタ)

仕上げ

BONIQの設定時間終了タイマーが鳴ったら袋を取り出す。
ほたるいかを煮汁ごと皿に盛り付けて、出来上がり。


ほたるいかの佃煮は作り置きにもおすすめ


《作る際のポイント》
手順1、ほたるいかの下処理の際、目の根元(目を囲っている黒い部分)は苦味の元となるため、しっかり取り除きましょう。
目が初めから取れているものでも同じです。
口は親指と人差し指でギュっとつむとクチバシと黒いものが出てくるので、これもしっかり取り除きます。

また下処理後、ほたるいかを洗う際に直接塩がかかると身が硬くなってしまうため、塩水の中にそっと入れやさしく洗います。

当レシピでは“ボイルほたるいか”を使用していますが、“生ほたるいか”を使用する場合、内臓に旋尾線虫が潜んでいる可能性があるため、正しい処理が必要となりますので以下をご確認ください。「生食用」と記載があっても、注意が必要です。
参照:厚生労働省「生食用ホタルイカの取扱いについて
(以下、一部を引用)
1.生食を行う場合には、次の方法によること。
① -30℃で4日間以上、もしくはそれと同等の殺虫能力を有する条件で凍結すること。(同等の殺虫能力例:-35℃(中心温度)で15時間以上、または-40℃で40分以上)
なお、凍結処理を行った場合、製品にその旨表示を行うこと。
② 内臓を除去すること、または、内臓除去が必要である旨を表示すること。
2.生食用以外の場合には、加熱処理(沸騰水に投入後30秒以上保持、もしくは中心温度で60℃以上の加熱)を行うこと。

《作った感想》
春が旬のほたるいか。
ボイルしたほたるいかを酢みそでおつまみに、ペペロンチーノに、炊き込みご飯に、アヒージョに・・・など、この時期はほたるいかを使ったおいしそうなレシピがあふれています。
スーパーなどで販売されているボイル済みのほたるいかをさらに熱して調理すると、一層小さく硬くなってしまうのが少々残念でした。
BONIQの低温調理なら、ゆっくり低温で火を入れることで身が縮むこともなく、ふっくらやわらかな食感になりました。
佃煮と言っても煮詰めていませんが、煮詰める必要がないほど味が染み込み、とってもおいしい一品に。お酒のおつまみにはもちろん、そのまま白飯と。
お酒もご飯も進みます!

BONIQ栄養士による栄養アドバイス

ほたるいかは、いか同様に高タンパク、低脂質、低糖質な食材です。

スルメイカやヤリイカも内蔵は食べられますが、下処理済みのものは既に抜き取られている場合もあります。その点、ほたるいかはくちばしや目玉を除いて丸ごと食べられることから、いかの内臓に多く含まれているタウリン、DHAやEPAも効率よく摂取することができます。茹でたほたるいかの場合100gで104kcal、タンパク質は18g、脂質は2.9g、糖質は0.4g含んでいます。

いかの内臓に多いタウリンは、人間の体内でも微量ではありますが作り出すことができる栄養素です。人間は体重のうち0.1%がタウリンの重量であるといわれるほど。
心臓や肝臓、脳、筋肉、骨髄などの様々な臓器や組織に分布しており、生命活動に重要な役割をしています。

タウリンの主な役割としては、肝臓で胆汁の生成を促進する働きが有名です。胆汁を生成する際に体内のコレステロールが多く消費されるため、血中コレステロール値を正常値に近づけることになります。
また、肝臓は老廃物の分解を担う臓器です。アルコールの分解をする際は肝臓に大きな負担がかかるのですが、タウリンが肝臓の細胞を守り、再生させる力も持ちます。

質問・疑問・要望・作った感想をコメントいただけたら嬉しいです^^

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【注意】
低温調理では高温による殺菌ができないため、食の安全に留意する必要があります。
レシピ記載の温度・時間設定をご参考いただき、例として大きく温度設定を変更するなどはされないようご注意ください。
なお、レシピ記載の設定をお守りいただいた上であっても、食材や調理環境などによっても安全面のリスクが異なるため、最終的には自己責任となりますことご了承ください。
取扱説明書や低温調理ガイドブック、各種の低温調理における情報などをご覧いただいた上で、安全に配慮した調理をお願いいたします。詳細はこちらの【低温調理のルール 〜6つのポイント〜】を参照くださいませ。


また食中毒に関して、下記のサイトもご一読ください。
特にお年寄りやお子様、免疫力の弱っている方は当サイト推奨温度設定に従わずに、下記厚生労働省サイトの指示に従い全てのお肉で【中心温度75℃ 1分以上】の加熱をしてください。
→ 食肉に関する注意点:厚生労働省 食中毒予防

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nao
1女・1男の母 調理師兼フードコーディネーター。 カフェのレシピ開発をやっていた経験から、カフェ系アレンジでのBONIQ活用レシピを提案します。美味しく、シンプルに簡単なレシピが得意です。 リクエストいただければ、それに沿ったレシピ提案もさせていただきます。
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  • 60℃
  • 0:50(50分)

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  • ☆作りやすい分量☆
  • <BONIQする材料>
  • ・ほたるいか(ボイル)  200g
  • ※生ほたるいかを使用する場合は「生食用ほたるいかの注意点・ほたるいか生食の危険性」を参照。
  • ・塩水(下処理用)  500ml程(水500ml:塩小さじ1)
  • 《耐熱袋に入れる調味料》
  • ・しょうが(千切り)  15g
  • ・酒  大さじ2
  • ・みりん  大さじ2
  • ・しょうゆ  大さじ2
  • ・砂糖(三温糖や上白糖など)  大さじ2

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