・BONIQ設定
・材料・一食あたりの栄養素
・手順
・作る際のポイント
・作った感想
・BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス
甘酸っぱいケチャップ風味のトマトソースが絡まって絶品!
高温調理では火加減が難しい極厚肉も、低温調理ならムラなくやわらかジューシー!
BONIQ設定
63℃
2:30(2時間30分)※参照:低温調理 加熱時間基準表(豚肉)
材料
☆2人分☆
<BONIQする材料>
・豚ロース(厚み3.5cmの厚切り) 250g × 2枚(500g)《調味料》
・砂糖 小さじ1
・塩 小さじ1
・黒こしょう 適量<ソース>
・にんにく 1片
・玉ねぎ(小) 1個(100g)
・ぶなしめじ 1/3株
・ピュアオリーブオイル 大さじ1
・カットトマト(缶) 150g
・ケチャップ 大さじ2
・ウスターソース 大さじ1
・しょうゆ麹 小さじ1
※しょうゆでも代用可。
・こしょう 適量
・BONIQ後、豚ロース肉のドリップ(↑) 全量
・塩(調整用) 適量
※必要であれば<仕上げ>
・ピュアオリーブオイル(豚肉を焼く用) 小さじ1<付け合わせ> ※お好みで
・ブロッコリー(茹で) 適量<ほか、調理器具など>
・小鍋
・フライパン
《手順》
低温調理器 BONIQをセットする
鍋やコンテナに水を入れ、本体を挿す。
63℃ 2:30(2時間30分)に設定し、水温上昇を開始する。
(食材はまだ投入しない。)
※肉、魚(生食用を除く)は種類と厚みに応じて加熱設定を変更する。参照:「低温調理 加熱時間基準表」
※食材全体がきちんと湯せんに浸かるよう、十分な水量を用意する。
※高温・長時間調理時は蒸発による水位減少を防ぐため、最大水量を用意する。
・BONIQ 低温調理コンテナ&コンテナアクセサリー(ラック、トレー、フタ、ジャケット)はこちら
・BONIQ 深型ホーロー鍋はこちら
耐熱袋に投入する
耐熱袋に豚ロースを入れ、《調味料》の材料(砂糖、塩、黒こしょう)を全て入れる。
BONIQ 低温調理用耐熱袋「BONI BAG」(湯せん、冷凍、冷蔵可能)はこちら
BONIQに投入する
設定温度に達したら袋を湯せんに入れ、低温調理をする。
※袋内に気泡が残らないよう湯せんに入れながらしっかり空気を抜き、密封する。(参考:動画「低温調理用バッグの密封方法」、記事「ベストなバッグ密封の仕方 比較実験」)
※食材全体が湯せんに浸かるようにする。浮いてくる場合は、
・BONIQ 低温調理コンテナ:コンテナラック、トレーを使用して完全に沈める。
・鍋:耐熱性の瓶や重しを乗せて完全に沈める。
※高温・長時間調理時は、湯せんにカバーをして水位減少を防ぐ。
・BONIQ 低温調理コンテナ:コンテナルーフを使用する。
・鍋:ラップを使用する。
ソースを作る
玉ねぎは薄くスライスする。
ぶなしめじは石づきを取り、小房に分ける。
小鍋にピュアオリーブオイルを熱し、みじん切りにしたにんにくを入れ、香りが出るまで弱火で加熱する。
スライスした玉ねぎとぶなしめじを加えて炒め、火が通ってしんなりしたら、カットトマト、ケチャップ、ウスターソース、しょうゆ麹、こしょうを加え、全体がなじんでとろみがつくまで煮る。
仕上げ
BONIQの設定時間終了タイマーが鳴ったら袋を取り出す。
フライパンにピュアオリーブオイルを敷いて中強火で熱し、豚ロースの両面を焼き、特に背の脂身をしっかり焼いて焼き色を付ける(袋の煮汁はソースへ)。
豚ロースを食べやすい大きさにカットし、皿に盛り付ける。
袋に残った煮汁はソースに加えて再び火にかけ、とろみが付いた状態に戻す。必要であれば塩で調整する。
ソースを豚ロースの上からかけて、お好みでブロッコリーを添え、出来上がり。
《作る際のポイント》
手順5、豚ロースは背側に厚い脂が付いていますので、特にしっかり焼いて香ばしさを出してください。
《作った感想》
「ポークチャップ」は北海道では有名な郷土料理です。豚肉を焼き、甘めのトマトソースを絡めて作ります。
家庭では薄切り肉やトンカツ用の1cm程の厚さの肉で作るのがメジャーですが、北海道の内陸にある砂川市のご当地メニューとして「厚切りポークチャップ」という厚さ7cmもある豚肉のポークチャップがあります。
お店ではプロがじっくり中心まで火を通しますが、家庭で厚切り肉で上手にポークチャップを作るのは難しい・・・
そこで、BONIQの低温調理で厚切りポークチャップを作ってみました。
BONIQのおかげで、どんなに分厚い肉でもやわらかくジューシーな仕上がり!甘酸っぱいケチャップ風味のトマトソースが肉厚でやわらかい豚肉に絡まり、まさに絶品です。
高温調理では火加減が難しい極厚肉のポークチャップ、ぜひご堪能ください。
BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス
豚ロース肉にはビタミンB1、ナイアシン、亜鉛が豊富です。
特にビタミンB1は豚ロース100g当たり0.69mg、今回のレシピ一人分1.7mgと一日に摂取したいビタミンB1の1日分を十分に補える量が含まれています。(成人男性の1日の推定平均必要量は1.2mg、女性は0.9mg*)
ビタミンB1は糖質からエネルギーをつくり出すのを助け、筋肉や神経の機能を正常に保つことから、疲労回復のビタミンと呼ばれています。
豚ロース肉は脂身が多いブロックか、そうでないかによってカロリー(脂質量)が大きく変わってきます。
赤身肉の場合は100gで141kcalですが、脂身(皮下脂肪)付きの場合は100gあたり263kcalです。
脂質は1gで9kcalの熱量があるので、脂身の量が違うとこんなにもカロリーに差が出るのです。
脂身のカロリーを気にする場合は白い脂身の部分をカットしてから調理すると良いですよ。豚ロースの皮下脂肪を切り落としたもののカロリーは100gで202kcalです。
皮下脂肪付きのカロリーと比べると2割もカロリーオフすることができます。
ただ、脂質はすべてが悪者というわけではありません。豚の脂身に含まれる脂肪酸の中には、皮膚のツヤを保ったり、動脈硬化を予防したり、コレステロール値を正常に保つ働きをするものも多く含まれています。
脂身だけを大量に食べるのは好ましくありませんが、お肉についている程度であれば健康のために食べてみるのはいかがでしょうか。
出典
厚生労働省、日本人の食事摂取基準 2020年、厚生労働省公式サイト、2021/7/5参照
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586553.pdf
質問・疑問・要望・作った感想をコメントいただけたら嬉しいです^^
【注意】
低温調理では高温による殺菌ができないため、食の安全に留意する必要があります。
レシピ記載の温度・時間設定をご参考いただき、例として大きく温度設定を変更するなどはされないようご注意ください。
なお、レシピ記載の設定をお守りいただいた上であっても、食材や調理環境などによっても安全面のリスクが異なるため、最終的には自己責任となりますことご了承ください。
取扱説明書や低温調理ガイドブック、各種の低温調理における情報などをご覧いただいた上で、安全に配慮した調理をお願いいたします。詳細はこちらの【低温調理のルール 〜6つのポイント〜】を参照くださいませ。
また食中毒に関して、下記のサイトもご一読ください。
特にお年寄りやお子様、免疫力の弱っている方は当サイト推奨温度設定に従わずに、下記厚生労働省サイトの指示に従い全てのお肉で【中心温度75℃ 1分以上】の加熱をしてください。
→ 食肉に関する注意点:厚生労働省 食中毒予防
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