・BONIQ設定
・材料
・一食あたりの栄養素
・手順
・作る際のポイント
・作った感想
・BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス
低温調理を上手に活用!リクエスト多数の「プルドポーク」レシピ。
塊肉を長時間の加熱でホロホロにする、シェフ直伝「70℃ シェフ技プルドポーク&イタリアンビーフ」のお手軽版。
豚こま薄切り肉を使って短時間で作る、簡単プルドポーク!
口の中でほどけるようなやわらか豚肉に濃厚ソースが絡む、絶品おかず。
BONIQ設定
63℃
0:50(50分)※参照:低温調理 加熱時間基準表(豚肉)
材料
☆5人分☆
<BONIQする材料>
・豚こま切れ肉(薄切り肉も可) 550g《調味料》
・ケチャップ 大さじ4
・中濃ソース 大さじ2
・しょうゆ 小さじ2
・黒こしょう 少々<仕上げ>
・お好みの野菜 適量<ほか、調理器具など>
・フライパン
・ヘラ当レシピの栄養素
栄養素(1人分) 1日の推奨摂取量 低糖質レベル ★★☆(一食:糖質20g 以下) カロリー 287.9 kcal - 糖質 5.2 g - タンパク質 20.6 g 体重 x 1.2g ~ 1.5 g 脂質 19 g - 食物繊維 0.3 g 20 g 以上 カリウム 422 mg 3500 mg 以上 カルシウム 12 mg 650 mg 以上 マグネシウム 27 mg 350 mg 以上 鉄分 0.8 mg 7.5 mg 以上 亜鉛 3.4 mg 10 mg 以上
《手順》
低温調理器 BONIQをセットする
鍋やコンテナに水を入れ、本体を挿す。
63℃ 0:50(50分)に設定する。
※肉、魚(生食用を除く)は種類と厚みに応じて加熱設定を変更する。参照:「低温調理 加熱時間基準表」
※食材全体がきちんと湯せんに浸かるよう、十分な水量を用意する。
※高温・長時間調理時は蒸発による水位減少を防ぐため、最大水量を用意する。
・BONIQ 深型ホーロー鍋はこちら
・BONIQ 低温調理コンテナ&コンテナアクセサリー(ラック、トレー、フタ、ジャケット)はこちら
耐熱袋に投入する
耐熱袋に豚肉と《調味料》の材料(ケチャップ、中濃ソース、しょうゆ、黒こしょう)を入れる。
この時豚肉を広げて入れ、袋の厚みが1cm以内になるようにする。
厚みが1cm以上になる場合は「低温調理 加熱時間基準表(豚肉)」に沿ってBONIQ設定を変更する。
BONIQに投入する
設定温度に達したら袋を湯せんに入れ、低温調理をする。
※袋内に気泡が残らないよう湯せんに入れながらしっかり空気を抜き、密封する。(参考:動画「低温調理用バッグの密封方法」、記事「ベストなバッグ密封の仕方 比較実験」)
※食材全体が湯せんに浸かるようにする。浮いてくる場合は耐熱性の瓶や重しを乗せて完全に沈める。
※高温・長時間調理時は湯せんにカバーをする。(鍋:ラップ、コンテナ:フタ)
豚こま切れ肉をカットする
BONIQの設定時間終了タイマーが鳴ったら袋を取り出す。
豚肉を2~3mm幅にカットする。
ソースを作る
BONIQ後の袋に出た煮汁をフライパンにあけ、中火で焦げないようヘラなどでかき混ぜながら、半量になるまで煮詰め、火を止める。
仕上げ
手順5のソースが熱いうちにカットした豚肉を加え、ソースを絡める。
ソースと共に皿に盛り付け、レタスなどお好みの野菜を添えて出来上がり。
《作る際のポイント》
プルドポークはアメリカの定番バーベキュー料理で、ダッチオーブンなどで豚の塊肉を長時間煮込んで作るバーベキューソース味の煮込み料理です。
本場ではサンドイッチやハンバーガーに挟んで食べるのが一般的ですが、レタスに巻くだけでもヘルシーでおいしく召し上がっていただけます。
手順2、豚こま切れ肉を耐熱袋に入れる際は豚肉がなるべく重ならないように広げて入れ、袋の厚みが1cm以内になるようにしてください。厚みが変わる場合は「低温調理 加熱時間基準表」の豚肉の基準に従ってBONIQ設定を決定してください。
手順5、ナツメグやコリアンダーなど、お好みのスパイスを入れてもおいしく召し上がれます。その場合、煮汁を煮詰める工程でスパイスを入れてください。
たくさん作って冷蔵庫に常備しておくと、オムレツや炒め物の具など、幅広い用途に使えて便利です。
《作った感想》
本格的なプルドポークは、大きな鍋で豚肉と野菜やスープを煮込むという手間と時間のかかる大掛かりな料理ですが、BONIQの低温調理の利点を生かした本レシピのプルドポークであれば、短時間かつ簡単な材料で作ることができます。
BONIQレシピのシェフが教える「70℃ シェフ技プルドポーク&イタリアンビーフ」は、豚肩ロース肉を24時間低温調理をすることで筋繊維をホロホロにする本格的なプルドポークの作り方を紹介していますが、本レシピはお手軽版のプルドポークです。
豚のこま切れ肉(薄切り肉)を使用した、比較的短時間で出来る口の中でほどけるようなプルドポーク。
このプルドポークは試す価値大です。
ぜひ両方のプルドポークのお試しいただき、違いをお楽しみください。
BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス
今回使用した豚切り落とし肉は適度に脂がついていますが、極力脂身の少ないものを選べばもっと脂質量を押さえて低カロリーなプルドポークを楽しむことができます。
豚肩肉の脂身付きだと100gあたり脂質が17.2g、エネルギーが239kcal。皮下脂肪なし(表面の脂身なしで肉の間に脂質が混ざっている)の場合は100gで脂質が10.8g、エネルギーが185kcal、赤身の場合は脂質3.5g、エネルギーが123calとなります。
つまり、使用する肉の脂身の多さでカロリーが半分ほどに抑えられるのです。
脂質を気にしている方はしっかり目で見て、脂身の白い面積が少ない肉を選ぶとヘルシーなプルドポークを作ることができます。
豚肉にはビタミンB1が多く、ビタミンB1は糖質をエネルギーへと代謝するときに必要なビタミンです。
ビタミンB1は成人女性で1日当たり1.1mg、男性で1.4mg摂取することを推奨されています。*
部位にもよりますが、豚肉には100gあたり0.7mg前後のビタミンB1が含まれており、豚肉100gで1日の半分以上のビタミンB1を補うことができます。
鶏もも肉(皮付き)の場合100g中0.1mg、鶏むね肉(皮付き)の場合100g中0.09mgと、豚肉よりもビタミンB1がはるかに少ないことがわかります。
ビタミンB1が不足すると糖質がうまくエネルギーへと代謝されず、判断力が鈍ったり、食欲不振や倦怠感を生みます。
ダイエット時のタンパク源として鶏むね肉ばかりを摂取していると不足する恐れもあるので、豚肉も上手に組み合わせて栄養バランスの良い食生活を心がけましょう。
*厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586553.pdf
質問・疑問・要望・作った感想をコメントいただけたら嬉しいです^^
【注意】
低温調理では高温による殺菌ができないため、食の安全に留意する必要があります。
レシピ記載の温度・時間設定をご参考いただき、例として大きく温度設定を変更するなどはされないようご注意ください。
なお、レシピ記載の設定をお守りいただいた上であっても、食材や調理環境などによっても安全面のリスクが異なるため、最終的には自己責任となりますことご了承ください。
取扱説明書や低温調理ガイドブック、各種の低温調理における情報などをご覧いただいた上で、安全に配慮した調理をお願いいたします。詳細はこちらの【低温調理のルール 〜6つのポイント〜】を参照くださいませ。
また食中毒に関して、下記のサイトもご一読ください。
特にお年寄りやお子様、免疫力の弱っている方は当サイト推奨温度設定に従わずに、下記厚生労働省サイトの指示に従い全てのお肉で【中心温度75℃ 1分以上】の加熱をしてください。
→ 食肉に関する注意点:厚生労働省 食中毒予防
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