・BONIQ設定
・材料・一食あたりの栄養素
・手順
・作る際のポイント
・作った感想
・BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス
※「はちみつ」に関して
1歳未満の乳児には「はちみつ」や「はちみつを含む食品」を与えてはいけません。
乳児ボツリヌス症を発症するボツリヌス菌は熱に強いため、加熱や調理では死にません。
大人気レシピ「85℃ 無水トマトチキンカレー:簡単、本格派!」に続く、ビーフカレーレシピ。
低温調理でじっくり火入れをした究極の絶品カレー!
BONIQ設定
90℃
5:00(5時間)材料
☆4人分☆
<フライパンで炒める材料>
・牛ばら肉 350g
・玉ねぎ(中サイズ) 1個
・にんじん 1/2本
・しょうが(おろし、または、みじん切り) 小さじ1/2
・にんにく(おろし、または、みじん切り) 小さじ1/3
・ピュアオリーブオイル、または、サラダ油など 大さじ2
・塩 2g
・こしょう 適量《スパイス(粉末)》
・カレー 25g(大さじ3と1/2)
・コリアンダー 2g(小さじ1)
・クミン 2g(小さじ1)
・ターメリック 2g(小さじ1)
・ガラムマサラ 2g(小さじ1)《調味料》
・カットトマト(缶) 70g
・トマトケチャップ 大さじ3(36g)
・中濃ソース 大さじ1(12g)
・はちみつ 大さじ1(20g)
・塩麹(液体タイプ) 小さじ1(5g)
・ローリエ 1枚<耐熱袋に加える材料>
・顆粒コンソメ 1包(小さじ2)
・水 100ml
・バター(有塩、または、無塩) 20g<仕上げ>
・炊いたご飯 4膳
・焼き野菜、お新香など(お好みで)
《手順》
具材の下ごしらえ
にんにくとしょうが、にんじんと玉ねぎはみじん切りにする。(フードプロセッサーでもOK)
牛ばらは2〜3cmの一口大にカットする。
フライパンにオリーブオイルを入れ、しょうが、にんにくを炒める。
にんにくの香りが立ってきたらにんじん、玉ねぎを入れて炒める。
野菜がしんなりしたら牛ばらを入れて塩、こしょうをし、肉の表面に焼き色をつける。(中は焼かない)
スパイスと調味料を絡める
手順1のフライパンを弱火にし、《スパイス(粉末)》、《調味料》の材料を全て加えて混ぜ合わせ、火を止める。
低温調理器 BONIQをセットする
鍋やコンテナに水を入れ、本体を挿す。
90℃ 5:00(5時間)に設定する。
※肉、魚(生食用を除く)は種類と厚みに応じて加熱設定を変更する。参照:「低温調理 加熱時間基準表」
※食材全体がきちんと湯せんに浸かるよう、十分な水量を用意する。
※高温・長時間調理時は蒸発による水位減少を防ぐため、最大水量を用意する。
・BONIQ 深型ホーロー鍋はこちら
・BONIQ 低温調理コンテナ&コンテナアクセサリー(ラック、トレー、フタ、ジャケット)はこちら
耐熱袋に投入する
手順2で炒めた材料を耐熱袋に入れ、コンソメ、水、バターを加える。
袋を軽く手で揉んで混ぜる。
BONIQに投入する
設定温度に達したら袋を湯せんに入れ、低温調理をする。
※袋内に気泡が残らないよう湯せんに入れながらしっかり空気を抜き、密封する。(参考:動画「低温調理用バッグの密封方法」、記事「ベストなバッグ密封の仕方 比較実験」)
※食材全体が湯せんに浸かるようにする。浮いてくる場合は耐熱性の瓶や重しを乗せて完全に沈める。
※高温・長時間調理時は湯せんにカバーをする。(鍋:ラップ、コンテナ:フタ)
仕上げ
BONIQの設定時間終了タイマーが鳴ったら袋を取り出す。
皿にご飯を盛ってカレーをかけ、お好みで焼き野菜やお新香などを添えて出来上がり。
《作る際のポイント》
※「はちみつ」に関して
1歳未満の乳児には「はちみつ」や「はちみつを含む食品」を与えてはいけません。
乳児ボツリヌス症を発症するボツリヌス菌は熱に強いため、加熱や調理では死にません。
材料について、牛もも肉やすね肉などでも代用できます。
お好みで辛さはカレー粉の量、甘さははちみつの量をそれぞれ調整できます。
《作った感想》
以前のレシピ「85℃ 無水トマトチキンカレー:簡単、本格派!」で好評をいただき、牛肉や豚肉バージョンでのリクエストをいただきました。
牛ばら肉に合うスパイスの配合や、無水にこだわるとトマト感=酸味が強くなってしまうこと、また、牛ばら肉の加熱温度に苦戦しましたが、ベストな温度と配合に仕上がりました。
水は100ml入りますが、小麦粉不使用でも野菜から出る水分ととろみで"シャバシャバ"になりません。
市販のルーとはまた違うおいしさ。カレー屋さんにもきっとおいしいと言っていただける、自信作です!
BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス
牛ばら肉は牛肉の中でも脂質の多い部位です。
牛ばら肉100gあたり371kcal、脂質が32.9gあるのに対し、牛肩ロース肉の皮下脂肪(脂身の厚い部分)が無い肉は100gあたり237kcal、脂質は17.1g、牛もも肉は100gあたり132kcal、脂質は4.3gです。
今回使用した部位は牛ばら肉でしたが、よりヘルシーに脂質の摂取量を押さえたい場合は牛肉の他の部位で作ってみると良いです。
また、牛ばら肉でも脂身の少ない個体や、脂身を調理する前に切り落としてしまえば余分な脂質をカットすることができます。
他の栄養素で言うと、牛肉は豚肉や鶏肉に比べて亜鉛が豊富です。
亜鉛は味覚を正常に保つために働いている栄養素です。舌にある「味蕾」という味のセンサーを担っている細胞は、比較的早い周期で細胞が入れ替わります。亜鉛が不足すると、その細胞の入れ替わりが遅くなってしまい味をうまく脳に伝達できなくなってしまうのです。
亜鉛の量は先ほど述べた3部位の中では肩ロースが一番多く100g中5.8mg。二番目にもも肉の100g中4.1mg、三番目にばら肉の100g中3.0mgです。
亜鉛は成人男性で1日10mg、女性は8mgの摂取を推奨されているため、牛肉を約200g食べれば1日分の亜鉛を補給することができます。*
*厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586553.pdf
質問・疑問・要望・作った感想をコメントいただけたら嬉しいです^^
【注意】
低温調理では高温による殺菌ができないため、食の安全に留意する必要があります。
レシピ記載の温度・時間設定をご参考いただき、例として大きく温度設定を変更するなどはされないようご注意ください。
なお、レシピ記載の設定をお守りいただいた上であっても、食材や調理環境などによっても安全面のリスクが異なるため、最終的には自己責任となりますことご了承ください。
取扱説明書や低温調理ガイドブック、各種の低温調理における情報などをご覧いただいた上で、安全に配慮した調理をお願いいたします。詳細はこちらの【低温調理のルール 〜6つのポイント〜】を参照くださいませ。
また食中毒に関して、下記のサイトもご一読ください。
特にお年寄りやお子様、免疫力の弱っている方は当サイト推奨温度設定に従わずに、下記厚生労働省サイトの指示に従い全てのお肉で【中心温度75℃ 1分以上】の加熱をしてください。
→ 食肉に関する注意点:厚生労働省 食中毒予防
とてもおいしくできました。お肉はバラ肉(ブロックが売ってなくて)ではなく煮込み用モモを使用しました。
あっさりかもしれないですが、柔らかくなり辛さも丁度でした。
スパイスカレーが好きなので色々作ってみたいです。
コメントありがとうございます!とてもおいしくできたとのこと、大変嬉しいです^^
低温調理でお肉が大変やわらかくなりますので、レシピやメニューによって部位を気軽に変えられるのも低温調理の良さの1つかもしれませんね!
ぜひスパイスや添え野菜を変えて、リピートしてお楽しみください。
おすすめのスパイスアレンジがありましたらぜひ教えてくださいませ!