・BONIQ設定
・材料・一食あたりの栄養素
・手順
・作る際のポイント
・作った感想
・BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス
・レシピ動画
BONIQの低温調理で、ふっくらメカジキ。
ローストナッツのように香ばしい、焦がしバターソースとの相性完璧!
BONIQ設定
60℃
1:05(1時間5分)※参照:低温調理 加熱時間基準表(魚)
材料
☆2人分☆
<BONIQする材料>
・メカジキ(厚さ1.5cm) 100g × 2枚
・塩 小さじ1/3
・パセリの茎(↓) 適量<焦がしバターソース>
・バター(有塩、または、無塩) 20g
・パセリの葉 4本分
・レモン汁 小さじ2
・塩(調整用) 適量<仕上げ>
・ピュアオリーブオイル(メカジキを焼く用) 大さじ1
・こしょう 適量
・ピンクペッパー 適量
※あれば<ほか、調理器具など>
・キッチンペーパー
・小鍋(焦がしバターソースを作る用)
・フライパン(焼き色をつける用)
・ヘラ
《手順》
メカジキの下処理をする(振り塩)
メカジキの両面に塩を振り、10分そのままおく。
出てきた水分をペーパーで拭く。
低温調理器 BONIQをセットする
鍋やコンテナに水を入れ、本体を挿す。
60℃ 1:05(1時間5分)に設定し、水温上昇を開始する。
(食材はまだ投入しない。)
※肉、魚(生食用を除く)は種類と厚みに応じて加熱設定を変更する。参照:「低温調理 加熱時間基準表」
※食材全体がきちんと湯せんに浸かるよう、十分な水量を用意する。
※高温・長時間調理時は蒸発による水位減少を防ぐため、最大水量を用意する。
・BONIQ 低温調理コンテナ&コンテナアクセサリー(ラック、トレー、フタ、ジャケット)はこちら
・BONIQ 深型ホーロー鍋はこちら
耐熱袋に投入する
耐熱袋にメカジキとパセリの茎を入れる。
BONIQ 低温調理用耐熱袋「BONI BAG」(湯せん、冷凍、冷蔵可能)はこちら
BONIQに投入する
設定温度に達したら袋を湯せんに入れ、低温調理をする。
※袋内に気泡が残らないよう湯せんに入れながらしっかり空気を抜き、密封する。(参考:動画「低温調理用バッグの密封方法」、記事「ベストなバッグ密封の仕方 比較実験」)
※食材全体が湯せんに浸かるようにする。浮いてくる場合は、
・BONIQ 低温調理コンテナ:コンテナラック、トレーを使用して完全に沈める。
・鍋:耐熱性の瓶や重しを乗せて完全に沈める。
※高温・長時間調理時は、湯せんにカバーをして水位減少を防ぐ。
・BONIQ 低温調理コンテナ:コンテナルーフを使用する。
・鍋:ラップを使用する。
焦がしバターソースを作る
パセリの葉はみじん切りにする。
小鍋にバターを熱し、泡立ちが消えて茶色になるまで火にかける。
バターが色づいたらすぐに火を消し、レモン汁とパセリの葉を加え、塩で味を調える。
メカジキを焼く
BONIQの設定時間終了タイマーが鳴ったら袋を取り出す。
メカジキの汁気をペーパーで拭く。
フライパンにピュアオリーブオイルを熱し、メカジキの表面を中強火でさっと焼いて、焼き色を付ける。
メカジキを取り出す際や裏返す際は、トングなどで掴むと身が崩れるので、ヘラで下からすくい上げて行う。
仕上げ
メカジキを皿に盛り付け、温めた焦がしバターソースをかけ、こしょうを挽く。
ピンクペッパーを軽くつぶしながら散らして、出来上がり。
《作る際のポイント》
手順3、パセリの茎は、メカジキと一緒に耐熱袋に入れると臭み消しになります。バターソースに使うパセリは乾燥パセリでもOKですが、その場合はパセリの茎は出ませんので、袋に入れなくてもかまいません。
手順5、バターを熱すると溶けてブクブクと泡が出ます。泡が収まる頃に茶色になりますので、すぐに火を止めます。ここでバターが焦げすぎないようにレモン汁とパセリの葉を加えて温度を下げてください。バターを焦がすことで、ローストナッツのような香ばしい香りの本格ソースとなります。
メカジキが仕上がる直前にソースを作ると、パセリの緑色がきれいに出ます。
手順6、メカジキを焼く時は、中強火で表面にさっと焼き色を付けます。そうすることで表面のみを香ばしく焼き付け、中は肉汁を失わず、しっとりやわらかい状態に仕上げられます。
仕上げのピンクペッパーは「ペッパー」という名前が付いていますが、実はこしょうではありません。こしょうのようなピリリとする辛みはなく、甘くスパイシー、エキゾチックな香りがします。
《作った感想》
おうちでフレンチを!
メカジキは塩を振ってBONIQするだけでも美味しいですが、仕上げに表面を焼いて香ばしさを出せば◎ローストナッツのような香ばしい焦がしバターソースとの相性は言うまでもありません。
仕上げのピンクペッパーは、見た目の華やかさだけでなく、甘い香りとパリッとした食感がプラスされます。
幅広いお料理に使え、お料理をワンランクアップさせることができるピンクペッパー、持っておくと重宝します。
お料理の見た目も華やかで、おもてなしにもいかがでしょうか。
BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス
今回使用したメカジキはタンパク質が豊富な割にやわらかい魚で、低温調理によってよりやわらかく仕上げることができます。
メカジキの栄養素で注目すべきは、カリウムとDHA・EPAです。
カリウムは体内の塩分を外に出す働きがあり、むくみや筋肉の収縮を緩和する作用があります。しかし、カリウムは水に溶ける性質があることから、煮物にすると水分中にカリウムが流れ出てしまいます。
その点、低温調理だと余分な水分が出ないので余すことなくメカジキの栄養素を摂取することができます。
DHA・EPAは魚の油に含まれる必須脂肪酸の一種で、ヒトの体内では作ることができない栄養素です。血液を健康にし、血栓ができにくくする働きや、血管系の病気を予防する働きがあります。
DHA・EPAが不足すると血液中の脂質が多くなり、血栓ができやすくなって各種の病の発症率が高くなります。肉では摂取することができにくい栄養素なので、魚を積極的に食べてDHA・EPAを体に摂り入れましょう。
また、バターソースに入れたパセリはカルシウムや鉄分、葉酸、ビタミンK、食物繊維などの栄養価が非常に高い野菜です。
質問・疑問・要望・作った感想をコメントいただけたら嬉しいです^^
レシピ動画もご覧ください
【60℃ 簡単フレンチ!メカジキのソテー 焦がしバターソース】
※訂正「BONIQ設定」:概要欄内の【BONIQ設定】をご確認ください。
ASMR(NO MUSIC)
※訂正「BONIQ設定」:概要欄内の【BONIQ設定】をご確認ください。
【注意】
低温調理では高温による殺菌ができないため、食の安全に留意する必要があります。
レシピ記載の温度・時間設定をご参考いただき、例として大きく温度設定を変更するなどはされないようご注意ください。
なお、レシピ記載の設定をお守りいただいた上であっても、食材や調理環境などによっても安全面のリスクが異なるため、最終的には自己責任となりますことご了承ください。
取扱説明書や低温調理ガイドブック、各種の低温調理における情報などをご覧いただいた上で、安全に配慮した調理をお願いいたします。詳細はこちらの【低温調理のルール 〜6つのポイント〜】を参照くださいませ。
また食中毒に関して、下記のサイトもご一読ください。
特にお年寄りやお子様、免疫力の弱っている方は当サイト推奨温度設定に従わずに、下記厚生労働省サイトの指示に従い全てのお肉で【中心温度75℃ 1分以上】の加熱をしてください。
→ 食肉に関する注意点:厚生労働省 食中毒予防
最新記事 by 小野寺 桂子 (全て見る)
- 低温調理のルール 〜6つのポイント〜 - 2020年6月3日
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