・BONIQ設定
・材料・一食あたりの栄養素
・手順
・作る際のポイント
・作った感想・BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス・レシピ動画
レストランの鴨ロースト料理がご家庭で!
簡単、華やか。火入れも味も間違いなし。
おもてなし料理やおうちパーティー、持ち寄りにも大活躍。
BONIQ設定
58℃
2:45(2時間45分)※参照:低温調理 加熱時間基準表(鶏肉)
※詳しくは《作る際のポイント》に説明あり。
材料
☆2人分☆
<BONIQする材料>
・鴨むね肉(厚さ2.5cm) 1枚(約350g)
・ローズマリー 1本
・塩 3.5g(小さじ2/3)
・こしょう 適量<イチジク赤ワインソース>
・乾燥いちじく 30g
・バルサミコ酢 40ml
・赤ワイン 120ml
・三温糖 大さじ2<ほか、調理器具など>
・フライパン(鴨むね肉の脂を焼く用、ソースを作る用)
・キッチンペーパー
・ヘラ
《手順》
低温調理器 BONIQをセットする
鍋やコンテナに水を入れ、本体を挿す。
58℃ 2:45(2時間45分)に設定する。
※詳しくは《作る際のポイント》に説明あり。
※肉、魚(生食用を除く)は種類と厚みに応じて加熱設定を変更する。参照:「低温調理 加熱時間基準表」
※食材全体がきちんと湯せんに浸かるよう、十分な水量を用意する。
※高温・長時間調理時は蒸発による水位減少を防ぐため、最大水量を用意する。
・BONIQ 低温調理コンテナ&コンテナアクセサリー(ラック、トレー、フタ、ジャケット)はこちら
・BONIQ 深型ホーロー鍋はこちら
鴨むね肉の下処理をする
鴨むねの余分な脂身(赤身からはみ出している部分)を切り落とし、皮目に格子状の切り込みを入れる。この時、脂身〜薄皮までを切り、身の部分を切ってしまわないように注意する。
鴨むね肉の脂を焼く
鴨むねの両面に塩、こしょうをする。
フライパンを中火で熱し(油は不要)、鴨むねの皮面をしっかり焼き、脂を落とす。皮面が焼けたら身側はさっと焼く。この時ローズマリーも一緒に焼くが、香りが出たら焦げる前に取り出しておく。
焼いたフライパンはペーパーで脂を拭っておく。(フライパンは後にソースを作るのに使用。)
耐熱袋に投入する
耐熱袋に鴨むねとローズマリーを入れる。
BONIQに投入する
設定温度に達したら袋を湯せんに入れ、低温調理をする。
※袋内に気泡が残らないよう湯せんに入れながらしっかり空気を抜き、密封する。(参考:動画「低温調理用バッグの密封方法」、記事「ベストなバッグ密封の仕方 比較実験」)
※食材全体が湯せんに浸かるようにする。浮いてくる場合は耐熱性の瓶や重しを乗せて完全に沈める。
※高温・長時間調理時は湯せんにカバーをする。(鍋:ラップ、コンテナ:フタ)
イチジク赤ワインソースを作る
乾燥いちじくをざく切りにする。
フライパンに<イチジク赤ワインソース>の材料(乾燥いちじく、バルサミコ酢、赤ワイン、砂糖)を入れて火にかける。
乾燥いちじくをへラで潰しながら煮詰め、とろみがついたらソースは出来上がり。
仕上げ
BONIQの設定時間終了タイマーが鳴ったら袋を取り出し、肉汁を落ち着かせるために5分そのまま置いておく。
スライスして皿に盛り付ける。
温めたイチジク赤ワインソースを添えて、出来上がり。
胚芽ラスクの上にクリームチーズと鴨むね、イチジク赤ワインソースをかけて。
《作る際のポイント》
設定時間について、今回の鴨むねは厚さ2.5cmのものを使っていますが、手順3で表面を焼くと身が膨らみ、厚さ3cm程になります。ですのでBONIQ設定時間は、最初の完全に生の状態の厚さではなく、耐熱袋に入れて低温調理する時の厚さ(=3cm)の鶏(鴨)肉を58℃で調理する時の設定時間としています。
手順2について、鴨むねの皮目は包丁で格子状に切り込み入れます。薄皮の所で包丁を止め、身まで切らないように注意してください。歯切れの良い包丁を使うと切りやすいです。
切り込みを入れることで、焼いた時に余分な脂が流れ出やすくなります。
今回はイチジク赤ワインソースを合わせていますが、和風の味付けの場合はしょうゆと練りからし、または、ゆずこしょうを添えても美味しくいただけます。素材の旨みをシンプルかつダイレクトに感じられます。
《作った感想》
「鴨はお店で食べるもの」と思っていませんか?家庭での調理方法や食べ方が分からなかったり、火加減が難しかったりします。
一般的なスーパーではなかなか見かけませんが、今はネットでも食材を買えますし、良い鴨むね肉が手に入ればぜひチャレンジしていただきたい一品です。
鴨むね肉は火を通し過ぎると固くなりパサつきがちですが、BONIQの低温調理で、レストランで食べるようなピンク色に調理することができます。
こんなに簡単に、おしゃれに鴨むね肉を自宅で調理できたら、まるでおうちレストランですね。
BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス
レシピの1/4分の栄養価を計算しています。
最近ジビエが注目されており、鴨肉を口にしたり調理する機会は以前より増えたと思いますが、とはいえ鴨は特別感があります。
鴨肉は鶏肉よりも色が赤く、旨味が強くて濃厚で、栄養が豊富なお肉です。
今回は、鴨肉に含まれる銅と脂質についてお話します。
銅は、普通の食生活をしていれば不足することはまず無い栄養素ですが、体の中で酵素の活性化を担ったり、赤血球へ鉄を運搬する重要な役割を担っています。
直接的な働きはないものの、他の栄養素の働きを支える縁の下の力持ちが銅です。
加工品の裏の食品表示を見ると脂質は1種類しかないように思えますが、実は脂質にも様々な種類があり体に有用なものもあります。
鴨の脂質は、体にプラスの働きをしてくれる不飽和脂肪酸の割合が多いのが特徴です。
不飽和脂肪酸のなかでもリノール酸が豊富。リノール酸は主にごま油や大豆油などの植物性油に含まれているのですが、鴨の脂にも動物の脂でありながら含まれています。
リノール酸はコレステロール値を下げる効果があったり、血圧を下げる作用が期待できる脂肪酸です。
質問・疑問・要望・作った感想をコメントいただけたら嬉しいです^^
レシピ動画もご覧ください
【58℃ 鴨むね肉のロースト イチジク赤ワインソース】
ASMR(NO MUSIC)
【注意】
低温調理では高温による殺菌ができないため、食の安全に留意する必要があります。
レシピ記載の温度・時間設定をご参考いただき、例として大きく温度設定を変更するなどはされないようご注意ください。
なお、レシピ記載の設定をお守りいただいた上であっても、食材や調理環境などによっても安全面のリスクが異なるため、最終的には自己責任となりますことご了承ください。
取扱説明書や低温調理ガイドブック、各種の低温調理における情報などをご覧いただいた上で、安全に配慮した調理をお願いいたします。詳細はこちらの【低温調理のルール 〜6つのポイント〜】を参照くださいませ。
また食中毒に関して、下記のサイトもご一読ください。
特にお年寄りやお子様、免疫力の弱っている方は当サイト推奨温度設定に従わずに、下記厚生労働省サイトの指示に従い全てのお肉で【中心温度75℃ 1分以上】の加熱をしてください。
→ 食肉に関する注意点:厚生労働省 食中毒予防
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