・BONIQ設定
・材料
・一食あたりの栄養素
・手順
・作る際のポイント
・作った感想
・BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス
「85℃ 夏バテ予防&疲労回復に◎酒粕プリン」に続く、酒粕を使ったスイーツシリーズ第2弾!
栄養たっぷりの酒粕とグルテンフリーの米粉を使ったチーズケーキ。
甘さ控えめの、酒粕がふんわりと香る大人な味わいに◎※酒粕にはアルコールが含まれているため、アルコールに敏感な方やお子さま、妊娠中、授乳中の方は控えてください。
BONIQ設定
95℃
1:00(1時間)材料
☆パウンド型1台分(16×7×高さ5.5cm)☆
・クリームチーズ 200g
・酒粕 50g
・三温糖 60g
・卵(Mサイズ) 2個
・純生クリーム(乳脂肪35%) 100ml
・米粉 20g<ほか、調理器具など>
・パウンド型
・クッキングシート
・フードプロセッサー当レシピの栄養素
栄養素(1人分) 1日の推奨摂取量 低糖質レベル ★★☆(一食:糖質20g 以下) カロリー 338.2 kcal - 糖質 18.5 g - タンパク質 7.9 g 体重 x 1.2g ~ 1.5 g 脂質 24.4 g - 食物繊維 0.5 g 20 g 以上 カリウム 78 mg 3500 mg 以上 カルシウム 52 mg 650 mg 以上 マグネシウム 8 mg 350 mg 以上 鉄分 0.5 mg 7.5 mg 以上 亜鉛 0.9 mg 10 mg 以上 塩分 0.4 g - ※上記はレシピの1/5量の栄養価を計算しています。
《手順》
下準備をする
クリームチーズ、卵は常温に戻す。
パウンド型にクッキングシートを敷く。
クッキングシートは大きくとって、型に沿って四隅にしっかり押し込み、型にはめ込むように敷く。
(型の底を使って型取り、はさみなどでカットして作っても◯)
この時、BONIQ後型からはずしやすいよう(引っ張りやすいよう)シートは型の高さよりも高くする。
BONIQをセット
高温・長時間調理による水の蒸発で水位が下がり、BONIQの稼働停止や食材の加熱ムラの発生を防ぐため、下限水位から大きく余裕を持たせた水量を用意する。
ココットなどの耐熱容器を逆さに置いて底上げをし、パウンド型の8分目の高さに水位がくるようにする。
95℃ 1:00(1時間)に設定する。
酒粕の下ごしらえ
ボウルに酒粕を入れる。(板状の場合は手で細かくちぎって入れる。)
生クリームを大さじ3(全量100mlの内)加える。
ボウルにラップをふんわり被せ、電子レンジ(600Wで30秒)にかけてふやかし、よく混ぜる。
(ペースト状の酒粕を使用する場合は、電子レンジにかける必要はない。)
生地を作る
フードプロセッサーにペースト状にした酒粕、残りの生クリーム、クリームチーズ、三温糖を入れ、攪拌する。
この途中、フードプロセッサーを開けて中身をよく混ぜる。(上部と下部で混ざり具合にムラがあることがあるため。)
これを全体的にムラがなくなるまで繰り返す。
ボウルに卵を溶きほぐし、3回に分けて加え、都度攪拌する。
米粉を加え、全体が混ざるまで数回攪拌する。
パウンド型に投入
パウンド型に生地を流し入れ、平らな場所でパウンド型を2~3cmの高さから2~3回落として空気を抜く。
パウンド型にラップをかぶせてカバーをする。
BONIQに投入
BONIQが設定温度に達したらパウンド型を湯せんに入れ、低温調理をする。
この時、パウンド型が浸かるちょうど良い高さに水位がくるようにする。
コンテナを使用する場合は保温ルーフで、鍋の場合はラップやアルミ箔で湯せんにカバーをして水位減少を防ぐ。
BONIQ コンテナ、保温ルーフ、保温ジャケット:BONIQ 公式製品サイト(各種アクセサリー)
※上記写真ではたまごを同時調理していますが、本レシピには関係ありません。
冷蔵庫で冷やす
BONIQの設定時間終了タイマーが鳴ったらパウンド型を取り出し、パウンド型の下に保冷剤などを置いてあら熱を取る。
あら熱が取れたら冷蔵庫に入れ、完全に固まるまでしっかりと冷やす。
仕上げ
冷蔵庫からパウンド型を取り出し、型紙を抜いてケーキをパウンド型から外す。
食べやすいサイズにカットし、皿に盛り付けたら出来上がり。
《作る際のポイント》
材料の三温糖について、糖質を抑えたい方はラカントでも代用可能です。
材料の米粉について、本レシピでは小麦粉ではなく米粉を使用しています。
小麦由来のグルテンが含まれていないため、小麦アレルギーをお持ちの方、グルテン不耐症の方でもお楽しみいただけます。
また、フードプロセッサーで撹拌しても生地が硬くなることはありません。(小麦粉は水分と合わさるとグルテンが形成されます。グルテンの粘り気は生地を固め、もったりとした仕上がりになります。小麦粉を入れたら通常はゴムベラでサックリ合わせる程度で、撹拌したりフードプロセッサーを使うことはありません。)
手順4、米粉は粒子が細かくダマになりにくいため、粉をふるいにかける必要はありません。
酒粕にはアルコールが含まれているため、アルコールに敏感な方やお子さま、妊娠中、授乳中の方は控えてください。(酒粕は液体ではないため、加熱しても完全にはなくなりません。)
《作った感想》
「85℃ 夏バテ予防&疲労回復に◎酒粕プリン」でも酒粕に期待できる栄養や効能について触れていますが、酒粕には高級美容液の成分にも使用され注目されるコウジ酸など、美容や健康によい成分が含まれています。
そんな酒粕の“良いとこ取り”をしたチーズケーキ。
BONIQ栄養士による栄養アドバイス
酒粕は「かす」といえども様々な栄養素が詰まっています。日本酒の製造過程で生まれる副産物なのですが、日本酒の原料である米と米麹が発酵した「もろみ」を絞り、日本酒をろ過した後のものです。酒粕には食物繊維やアミノ酸、ビタミンの他、麹菌や酵母がつくりだした100種類以上の酵素が含まれており、栄養価が高い食品です。
100gあたり、カロリーは215kcal、タンパク質を14.9g、脂質を1.5g、糖質を18.6g、食物繊維を5.2g含みます。糖質の中にも「難消化性デキストリン」が含まれています。難消化性デキストリンは糖の吸収を抑え、食事に含まれる脂肪やコレステロールを体外へ排出する働きも持ちます。
ただし、アルコール度数は約8%と高め。アルコールは78℃以上に加熱すると少しずつ気化するのですが、加熱時間や調理法によっては完全に飛ばすことは難しいので、アルコールに敏感な方やお子さま、妊娠中、授乳中の方が食べる際には注意しましょう。
チーズケーキに使用しているチーズも発酵食品です。発酵食品は消化吸収に優れているため、エネルギーや栄養素の補給にピッタリ!酒粕チーズケーキはお子様にはお勧めできませんが、甘いものが食べたいというときの癒しの時間にいかがでしょうか。ほんのり香るアルコールはストレスも和らげてくれます。
<低温調理 酒粕を使ったスイーツシリーズ>
85℃ 夏バテ予防&疲労回復に◎酒粕プリン
95℃ 甘さ控えめ◎大人の酒粕チーズケーキ
質問・疑問・要望・作った感想をコメントいただけたら嬉しいです^^




【注意】
低温調理では高温による殺菌ができないため、食の安全に留意する必要があります。
レシピ記載の温度・時間設定をご参考いただき、例として大きく温度設定を変更するなどはされないようご注意ください。
なお、レシピ記載の設定をお守りいただいた上であっても、食材や調理環境などによっても安全面のリスクが異なるため、最終的には自己責任となりますことご了承ください。
取扱説明書や低温調理ガイドブック、各種の低温調理における情報などをご覧いただいた上で、安全に配慮した調理をお願いいたします。詳細はこちらの【低温調理のルール 〜6つのポイント〜】を参照くださいませ。
また食中毒に関して、下記のサイトもご一読ください。
特にお年寄りやお子様、免疫力の弱っている方は当サイト推奨温度設定に従わずに、下記厚生労働省サイトの指示に従い全てのお肉で【中心温度75℃ 1分以上】の加熱をしてください。
→ 食肉に関する注意点:厚生労働省 食中毒予防
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