・BONIQ設定
・材料
・手順
・作る際のポイント
・作った感想
栄養たっぷりの酒粕をスイーツに。
低温調理でなめらか、酒粕がほんのり香るコク深い味わい。
夏バテ予防や疲労回復に最適◎※酒粕にはアルコールが含まれているため、アルコールに敏感な方やお子さま、妊娠中、授乳中の方は控えてください。
BONIQ設定
85℃
1:00(1時間)材料
☆パウンド型1台分(16 × 7 × 高さ5.5cm)☆
<プリン液>
・酒粕 50g
・牛乳 250ml
・純生クリーム(乳脂肪35%) 75ml
・砂糖(三温糖やきび砂糖など) 75g
・バニラエッセンス 4滴
・卵(Mサイズ) 3個<カラメル>
・グラニュー糖 60g
・水 大さじ1
・熱湯 大さじ1<ほか、調理器具など>
・パウンド型(16 × 7 × 高さ5.5cm)
・小鍋(カラメル用)
・耐熱ボウル(酒粕用)
・鍋(プリン液用)
・ボウル/容器
・ゴムベラ
・泡立て器
・目の細かいざる
・バーナー(プリン液表面の気泡を取り除く用)
・ラップ(または、ホイル)
・パレットナイフ(包丁でも可)
《手順》
カラメルを作る
小鍋にグラニュー糖と水を入れ、中火にかける。
全体が茶色くなり、白い煙が上がってきたらゆっくり円を描くように鍋を回して均一にする。
焦げ茶色になったら火を止め、熱湯を一気に入れる。
この時カラメルが勢いよく跳ねるため決して鍋を覗き込んだりせず、やけどに注意する。
出来上がったカラメルが熱いうちにパウンド型に流し入れ、冷蔵庫で冷やし固める。(20分〜)
※カラメルを作る際の注意点について、《作る際のポイント》に説明あり。
低温調理器 BONIQをセットする
鍋やコンテナに水を入れ、本体を挿す。
85℃ 1:00(1時間)に設定し、水温上昇を開始する。
(食材はまだ投入しない。)
※肉、魚(生食用を除く)は種類と厚みに応じて加熱設定を変更する。参照:「低温調理 加熱時間基準表」
※高温・長時間調理時は蒸発による水位減少を防ぐため、最大水量を用意する。
※容器の首まで浸かるようにする。下限水位に足りない場合は底上げをする。
・BONIQ 低温調理コンテナ:コンテナラック、トレーを使用する。
・鍋:耐熱性のココットなどを逆さに置く。
・BONIQ 低温調理コンテナ&コンテナアクセサリー(ラック、トレー、フタ、ジャケット)はこちら
・BONIQ 深型ホーロー鍋はこちら
酒粕を溶かす
耐熱ボウルに酒粕を入れる。酒粕が板状の場合は、細かくちぎって入れる。
牛乳を(全量250mlの内から)大さじ3程を加える。
電子レンジ(600Wで50秒)にかけて温め、泡立て器で混ぜて酒粕を溶かす。
プリン液を作る
鍋に酒粕、残りの牛乳、純生クリーム、砂糖を入れて火にかけ、沸騰直前で火を止める。
バニラエッセンスを加え、砂糖が溶けるまでゴムベラで混ぜる。
(酒粕の粒が残っていてもOK。)
ボウルに卵を溶きほぐす。
卵のボウルに目の細かいざるを重ね、鍋のクリーム液を流し入れて濾す。
ざるに残った酒粕はゴムベラを使ってしごき、ざるの裏側に付着した酒粕も拭って卵液に入れる。
別のボウルに再度濾し、プリン液をなめらかにする。
パウンド型に入れる
パウンド型のカラメルが固まっていることを確認し、型にプリン液を流し入れる。
この時表面に気泡があれば、バーナーの火を一瞬近づけて消す(もしくは、竹串などで泡を潰す)。
型にラップ(または、ホイル)をかぶせてカバーをする。
BONIQに投入する
設定温度に達したらパウンド型を湯せんに入れ、低温調理をする。
※容器の首まで湯せんに浸かるようにする。
※高温・長時間調理時は、湯せんにカバーをして水位減少を防ぐ。
・BONIQ 低温調理コンテナ:コンテナルーフを使用する。
・鍋:ラップを使用する。
冷蔵庫で冷やす
BONIQの設定時間終了タイマーが鳴ったらパウンド型を取り出し、あら熱を取る。
あら熱が取れたら冷蔵庫に移し、冷やし固める。(6時間〜)
仕上げ
パウンド型を取り出し、プリンと型の間にパレットナイフ(または、包丁)の先を入れ、側面に沿って一周なぞる。
型に皿をあてて手早く裏返し、型からプリンを取り出す。
食べやすい大きさにカットし、皿に盛り付けて出来上がり。
《作る際のポイント》
手順1、グラニュー糖を加熱する際、白い泡立ちが起きている状態で鍋をゆすったり混ぜたりすると砂糖が結晶化してしまい、カラメルができません。混ぜる時は均一な色になるよう鍋をゆっくり回してください。
カラメルは茶色が濃くなるほど苦味が増します。今回はほろ苦いビターカラメルにするため、深い焦げ茶色にしました。苦味を抑えたい場合は、もう少し浅い茶色で止めてもOKですが、火を止めるのが早すぎる(色が浅すぎる)と冷やしてもカラメルがしっかり固まらず、卵液と混ざってしまう可能性があります。
熱湯を入れる際はカラメルが勢いよく跳ねるため決して鍋を覗き込んだりせず、やけどにご注意ください。
手順4、卵液は目の細かいざるを使って濾してください。ざるの目が粗すぎるなど、濾しが足りない場合、仕上がり時に表面に卵白などが浮いたまま固まってしまい、色ムラが出来たり、口当たりが悪くなってしまいます。
酒粕にはアルコールが含まれているため、アルコールに敏感な方やお子さま、妊娠中、授乳中の方は控えてください。(当レシピの酒粕のアルコールは、加熱しても完全にはなくなりません。)
参考文献
・文部科学省、日本食品標準成分表(八訂)増補2023年、文部科学省公式サイト、2024/6/21参照
https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=17_17053_7
・日本新薬株式会社、酒粕から血圧低下機能の食品素材 日本新薬と月桂冠が共同開発、日本新薬株式会社公式サイト、2024/6/21参照
https://www.nippon-shinyaku.co.jp/news/news.php?id=38
《作った感想》
低温調理でなめらか、酒粕がほんのり香るコク深い味わいで、大人のプリンが出来ました。
酒粕にはペプチド(アミノ酸の一種)、食物繊維などが含まれており、ペプチドは血圧を下げ、食物繊維には便秘解消の効果が期待されます。またビタミンB群も豊富で、皮膚や粘膜を健康に保つ働きによって肌荒れ予防、美肌効果、さらには疲労回復が期待されます。
「粕」と言われますが、実は栄養豊富な食材。酒粕を上手に取り入れたいですね。
<低温調理 酒粕を使ったスイーツシリーズ>
85℃ 夏バテ予防&疲労回復に◎酒粕プリン
95℃ 甘さ控えめ◎大人の酒粕チーズケーキ
<低温調理プリン レシピ>
78℃ 基本の低温調理プリン:簡単 極上なめらか
85℃ 濃厚まろやか!チョコプリン
85℃ とろける かぼちゃの滑らか低温調理プリン
85℃ 桜プリン:ふわっと桜香る滑らかな舌触り
85℃ 牛乳パックで作る 巨大!低温調理プリン
85℃ 牛乳パックで豪快!イタリアンプリン
88℃ もっちり濃厚!昔ながらのレトロプリン
85℃ 夏バテ予防&疲労回復に◎酒粕プリン
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【注意】
低温調理では高温による殺菌ができないため、食の安全に留意する必要があります。
レシピ記載の温度・時間設定をご参考いただき、例として大きく温度設定を変更するなどはされないようご注意ください。
なお、レシピ記載の設定をお守りいただいた上であっても、食材や調理環境などによっても安全面のリスクが異なるため、最終的には自己責任となりますことご了承ください。
取扱説明書や低温調理ガイドブック、各種の低温調理における情報などをご覧いただいた上で、安全に配慮した調理をお願いいたします。詳細はこちらの【低温調理のルール 〜6つのポイント〜】を参照くださいませ。
また食中毒に関して、下記のサイトもご一読ください。
特にお年寄りやお子様、免疫力の弱っている方は当サイト推奨温度設定に従わずに、下記厚生労働省サイトの指示に従い全てのお肉で【中心温度75℃ 1分以上】の加熱をしてください。
→ 食肉に関する注意点:厚生労働省 食中毒予防
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