鶏肉レシピ

60℃ よだれ鶏:旨さしびれる本格四川料理

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(1)


BONIQ設定
材料一食あたりの栄養素
手順
作る際のポイント
作った感想BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス
レシピ動画

鶏むねはしっとりやわらか、甘酢っぱ辛いたれが食欲をそそる。
花椒(ホワジャオ)の爽やかな香りとしびれる辛さが決め手、本格四川料理をご家庭で。

BONIQ設定

60℃
2:05(2時間5分)

※参照:低温調理 加熱時間基準表(鶏肉)

材料



☆2人分☆
<BONIQする材料>
・鶏むね肉(厚さ3cm)  1枚(300g)
・長ねぎの青い部分  1本
※あれば
・しょうがの皮  適量
※あれば

<BONIQ後、耐熱袋に入れる調味料>
※詳細は《作る際のポイント》にあり。
・塩  小さじ1/2

<よだれ鶏のたれ>
《A》
・BONIQレシピ「82℃ 毎日使える!にんにくしょうがソース」  小さじ1
※「しょうが(すりおろし) 小さじ2/3、にんにく(すりおろし) 小さじ1/3」で代用可。
・豆板醤  小さじ1/2
・砂糖  大さじ1
・白ごま  大さじ1
・黒酢  大さじ1と1/2
※詳細は《作る際のポイント》にあり。
・しょうゆ  大さじ1と1/2
・ごま油  大さじ1

《B》 ※お好みで量を調整
・花椒(ホワジャオ)  小さじ1/2
・ラー油  大さじ1/2

<薬味・仕上げ>
・長ねぎ  5cm分
・ピーナッツ  大さじ1程
・香菜(パクチー)の葉  適量
・こしょう  適量

<ほか、調理器具など>
・小鍋(よだれ鶏のたれを作る用)
・ポリ袋
・麺棒
・氷

当レシピの栄養素

栄養素(1人分) 1日の推奨摂取量
低糖質レベル (一食:糖質40g以下)
カロリー  705 kcal -
糖質 20.1 g -
タンパク質  30.8 g  体重 x 1.2g ~ 1.5g
脂質  54.1 g -
食物繊維  2.8 g 20 g 以上
カリウム  570 mg  3500 mg 以上
カルシウム 160 mg 650 mg 以上
マグネシウム  100 mg 350 mg 以上
鉄分  2.4 mg 7.5 mg 以上
亜鉛  2.0 mg  10 mg 以上

《手順》

低温調理器 BONIQをセットする

鍋やコンテナに水を入れ、本体を挿す。
60℃ 2:05(2時間5分)に設定し、水温上昇を開始する。
(食材はまだ投入しない。)

※肉、魚(生食用を除く)は種類と厚みに応じて加熱設定を変更する。参照:「低温調理 加熱時間基準表
※食材全体がきちんと湯せんに浸かるよう、十分な水量を用意する。
※高温・長時間調理時は蒸発による水位減少を防ぐため、最大水量を用意する。

BONIQ 低温調理コンテナ&コンテナアクセサリー(ラック、トレー、フタ、ジャケット)はこちら
BONIQ 深型ホーロー鍋はこちら

鶏むね肉の下処理をする

鶏むねの黄色い余分な脂や筋を取り除く(お好みで皮を取り除いても良い)。

耐熱袋に投入する

耐熱袋に<BONIQする材料>の材料(鶏むね、長ねぎの青い部分、しょうがの皮)を入れる。

BONIQ 低温調理用耐熱袋「BONI BAG」(湯せん、冷凍、冷蔵可能)はこちら

BONIQに投入する

設定温度に達したら袋を湯せんに入れ、低温調理をする。

※袋内に気泡が残らないよう湯せんに入れながらしっかり空気を抜き、密封する。(参考:動画「低温調理用バッグの密封方法」記事「ベストなバッグ密封の仕方 比較実験」
※食材全体が湯せんに浸かるようにする。浮いてくる場合は、
BONIQ 低温調理コンテナ:コンテナラック、トレーを使用して完全に沈める。
:耐熱性の瓶や重しを乗せて完全に沈める。
※高温・長時間調理時は、湯せんにカバーをして水位減少を防ぐ。
BONIQ 低温調理コンテナ:コンテナルーフを使用する。
:ラップを使用する。

よだれ鶏のたれを作る

<よだれ鶏のたれ>《A》の材料全てを小鍋に入れて火にかけ、ひと煮立ちしたら火を止める。

<よだれ鶏のたれ>《B》の花椒はポリ袋に入れ、麺棒などで叩いて砕く。花椒とラー油を《A》の小鍋に加え、冷ましておく。

薬味を準備する

長ねぎはみじん切りにする。
ピーナッツはポリ袋に入れて、麺棒などで叩く。
香菜は葉をちぎって水に浸け、シャキッとしたら水気を切っておく。

鶏むね肉に塩を含ませる〜冷却する

BONIQの設定時間終了タイマーが鳴ったら袋を取り出し、袋に塩を加える。
袋ごと氷水で冷却し、この間に鶏むねに塩を含ませる。(最低30分〜1時間)

保存する場合は氷水で冷却し、完全に冷えたら冷蔵庫に移す。

仕上げ

鶏むねをスライスして皿に盛る。
袋に残ったドリップはよだれ鶏のたれに加える。
たれを上からかけ、長ねぎのみじん切り、ピーナッツ、香菜を散らし、こしょうを挽いて出来上がり。



《作る際のポイント》
よだれ鶏とは中国四川料理で、よだれが出るほど美味しいというのが名前の由来です。花椒(ホワジャオ)とラー油が決め手の、香り高くしびれる旨みが特徴の料理です。

本レシピは鶏むね肉ですので60℃に設定しましたが、鶏もも肉でも美味しく仕上がります。鶏もも肉を使用する場合は65℃の設定(厚さ2cm場合で55分)がおすすめです。(参照:「60℃~ 鶏もも肉の火入れ 温度時間比較実験」)厚みが変わる場合は「低温調理 加熱時間基準表(鶏肉)」に従い、正しいBONIQ設定時間に設定してください。

材料の「黒酢」について、黒酢の質がたれの美味しさを左右するので、上質なものを使うのがおすすめです。

手順7、本レシピは鶏むね肉をBONIQした後に、塩を袋に加えて鶏むね肉に含ませる「後塩」の方法を取っています。
最初から袋に肉と塩を入れてBONIQする方が、含ませる時間を省けますので、出来上がりに袋を取り出したらすぐに食べられます。しかし、塩を入れるタイミングで仕上がりがどのように違うかを比べた「60℃ 鶏胸肉 低温調理 塩タイミング比較実験」の結果、BONIQ後の肉に塩を含ませる「後塩」が圧倒的にしっとりやわらかく歯切れ良く仕上がることが分かりました。ですので本レシピでは「後塩」の方法を採用しています。
時間を省きたい場合には、最初から袋に塩を入れて低温調理するのも可能です。

手順5、花椒はたれに加える前にフライパンで乾煎りすると、さらに香りが立ちます。

《作った感想》
本レシピを完成させるにあたり、さまざまなお店でよだれ鶏を食べて研究しましたが、本格的なものであればあるほど奥深く複雑な味で、旨みが後を引きます。「よだれが出るほど美味しい」というのは単なる比喩ではなく、花椒のしびれが余韻となり、やみつきになるというのがよくわかりました。

BONIQを使うことで鶏むね肉がしっとりやわらか、最高の状態のお肉に、甘酸っぱいたれをたっぷり絡めて食べれば、お店のものに負けず劣らずの本格的な味わい、自信作です。
たれの材料が多いので面倒に思えますが、ほぼ混ぜるだけなので簡単。見た目も華やかで、おもてなし料理としてもかなり使えます。

BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス

エネルギーに対する脂質の割合は69%と高め、糖質の割合は12%と低め、タンパク質の割合は18%と適正なバランスです。
鶏むね肉には100g当たりタンパク質21.3g、脂質5.9g含み、鶏肉の中でささみの次に高タンパク質、低脂質な部位で、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸を多く含んでいます。
むね肉に不足している食物繊維はごまや白ねぎが補い、一人分で2.8g摂取できます。他にも鶏むね肉と香味野菜の組み合わせによってビタミン、ミネラルがバランスよく入っている一品です。

特にビタミンK、ナイアシン、ビタミンB6はこの一品で一食当たりに摂取したい量(30~49歳)を男女ともにクリアしています。
ビタミンKは出血を止めるビタミンで知られていますが、丈夫な骨づくりにも欠かせない栄養素で、カルシウムが骨に沈着するのを助ける働きがあります。
また熱にも強く、油と一緒に摂ると吸収されやすいため、今回のレシピとの相性も良いです。
ナイアシンは炭水化物やタンパク質、脂質の代謝に必要で、アルコールの代謝にも関わっているため、お酒を飲む時に摂取したい栄養素です。
ビタミンB6はタンパク質の代謝に関わるため、タンパク質を多く摂っている人ほどビタミンB6の必要量が増します。

質問・疑問・要望・作った感想をコメントいただけたら嬉しいです^^

レシピ動画もご覧ください

【60℃ よだれ鶏:旨さしびれる本格四川料理】


※訂正「BONIQ設定」:概要欄内の【BONIQ設定】をご確認ください。

ASMR(NO MUSIC)


※訂正「BONIQ設定」:概要欄内の【BONIQ設定】をご確認ください。

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【注意】
低温調理では高温による殺菌ができないため、食の安全に留意する必要があります。
レシピ記載の温度・時間設定をご参考いただき、例として大きく温度設定を変更するなどはされないようご注意ください。
なお、レシピ記載の設定をお守りいただいた上であっても、食材や調理環境などによっても安全面のリスクが異なるため、最終的には自己責任となりますことご了承ください。
取扱説明書や低温調理ガイドブック、各種の低温調理における情報などをご覧いただいた上で、安全に配慮した調理をお願いいたします。詳細はこちらの【低温調理のルール 〜6つのポイント〜】を参照くださいませ。


また食中毒に関して、下記のサイトもご一読ください。
特にお年寄りやお子様、免疫力の弱っている方は当サイト推奨温度設定に従わずに、下記厚生労働省サイトの指示に従い全てのお肉で【中心温度75℃ 1分以上】の加熱をしてください。
→ 食肉に関する注意点:厚生労働省 食中毒予防

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小野寺 桂子
大学卒業後にフレンチを学びにル・コルドン・ブルー・ロンドンへ留学。 その後、La Maison Courtineパリにて料理人をした後、フレンチの鉄人坂井氏がプロデュースの大阪の名門フレンチ ラ・ロシェルにて従事。食育インストラクター・アスリートフードマイスター3級・日本ソムリエ協会公認ソムリエ。お酒にマッチするBONIQレシピを提案させていただきます。
小野寺 桂子

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コメント

    • akita
    • 2020.02.27

    はじめまして、akitaと申します。
    質問があるのですが、「加熱温度基準表」によると、
    20㎜の鶏肉を60℃で低温湯煎する際、
    芯温到達時間=50分
    63℃30分に相当する加熱時間=約2時間
    となり、計2時間50分かかる、と読み取れるのですが、
    ウェブサイト上の1時間30分の根拠を教えていただけると幸いです。

BONIQ設定

材料一覧

  • ☆2人分☆
  • <BONIQする材料>
  • ・鶏むね肉(厚さ3cm)  1枚(300g)
  • ・長ねぎの青い部分  1本
  • ※あれば
  • ・しょうがの皮  適量
  • ※あれば
  • <BONIQ後、耐熱袋に入れる調味料>
  • ※詳細は《作る際のポイント》にあり。
  • ・塩  小さじ1/2
  • <よだれ鶏のたれ>
  • 《A》
  • ・BONIQレシピ「82℃ 毎日使える!にんにくしょうがソース」  小さじ1
  • ※「しょうが(すりおろし) 小さじ2/3、にんにく(すりおろし) 小さじ1/3」で代用可。
  • ・豆板醤  小さじ1/2
  • ・砂糖  大さじ1
  • ・白ごま  大さじ1
  • ・黒酢  大さじ1と1/2
  • ※詳細は《作る際のポイント》にあり。
  • ・しょうゆ  大さじ1と1/2
  • ・ごま油  大さじ1
  • 《B》 ※お好みで量を調整
  • ・花椒(ホワジャオ)  小さじ1/2
  • ・ラー油  大さじ1/2
  • <薬味・仕上げ>
  • ・長ねぎ  5cm分
  • ・ピーナッツ  大さじ1程
  • ・香菜(パクチー)の葉  適量
  • ・こしょう  適量
  • <ほか、調理器具など>
  • ・小鍋(よだれ鶏のたれを作る用)
  • ・ポリ袋
  • ・麺棒
  • ・氷

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