豚肉レシピ

63℃ 疲労回復◎豚ヒレの厚切りローストポーク

4.5
(2)


BONIQ設定
材料
一食あたりの栄養素
手順
作る際のポイント
作った感想
BONIQ栄養士による栄養アドバイス

厚切りでも低温調理なら簡単!端から端までムラなくジューシー。
噛むほどに旨みを感じる、贅沢なローストポーク。
高タンパク・低糖質・低脂質・疲労回復効果で、ダイエットやバルクアップにも◎

BONIQ設定

63℃  
3:00(3時間)

※参照:低温調理 加熱時間基準表(豚肉)

材料


☆2人分☆
<BONIQする材料>
・豚ヒレ肉  250g(厚さ2.5cm。成形すると直径4cmになる)
・塩  2.5g(豚肉の重量の1%)
・こしょう  小さじ1/4

<仕上げ>
・ピュアオリーブオイル(豚ヒレを焼く用) 大さじ1

<おろしポン酢ソース>
・大根  100g
・ポン酢しょうゆ、または、ポン酢  大さじ1

<ほか、調理器具など>
・キッチンペーパー
・ラップ
・フライパン(豚ヒレを焼く用)

当レシピの栄養素

栄養素(1人分) 1日の推奨摂取量
低糖質レベル (一食:糖質5g 以下)
カロリー 217 kcal -
糖質 1.9 g -
タンパク質 26.1 g 体重 x 1.2g ~ 1.5 g
脂質 2.2 g -
食物繊維 2 g 20 g 以上
カリウム 752 mg 3500 mg 以上
カルシウム 16 mg 650 mg 以上
マグネシウム 47 mg 350 mg 以上
鉄分 2.3 mg 7.5 mg 以上
亜鉛 2.9 mg 10 mg 以上

《手順》

豚ヒレに下味をつける

豚ヒレの全面に塩、こしょうをまぶし、ラップで包んで冷蔵庫で1日寝かせる。

低温調理器 BONIQをセットする

鍋やコンテナに水を入れ、本体を挿す。
63℃ 3:00(3時間)に設定する。

※肉、魚(生食用を除く)は種類と厚みに応じて加熱設定を変更する。参照:「低温調理 加熱時間基準表
※食材全体がきちんと湯せんに浸かるよう、十分な水量を用意する。
※高温・長時間調理時は蒸発による水位減少を防ぐため、最大水量を用意する。

BONIQ 深型ホーロー鍋はこちら
BONIQ 低温調理コンテナ&コンテナアクセサリー(ラック、トレー、フタ、ジャケット)はこちら

キャンディ巻きにする

豚ヒレから出た水分をペーパーで拭き取る。
大きめにラップをとり、ラップで空気を抜いてキャンディ状にしっかり巻き、直径4cmの円柱状にする。
巻き終わりの両端をねじって結ぶ。

※成型した時の直径4cm以上になる場合は「低温調理 加熱時間基準表(豚肉)」に沿ってBONIQ設定を変更する。


耐熱袋に投入する

キャンディ巻きにした豚ヒレを耐熱袋に重ならないように入れる。

BONIQ 低温調理用耐熱袋「BONI BAG」はこちら

BONIQに投入する

設定温度に達したら袋を湯せんに入れ、低温調理をする。

※袋内に気泡が残らないよう湯せんに入れながらしっかり空気を抜き、密封する。(参考:動画「低温調理用バッグの密封方法」記事「ベストなバッグ密封の仕方 比較実験」
※食材全体が湯せんに浸かるようにする。浮いてくる場合は耐熱性の瓶や重しを乗せて完全に沈める。
※高温・長時間調理時は湯せんにカバーをする。(鍋:ラップ、コンテナ:フタ)

おろしポン酢ソースを作る

大根をすりおろして軽く汁気を切り、ポン酢しょうゆ(または、ポン酢)と合わせる。

仕上げ

BONIQの設定時間終了タイマーが鳴ったら袋を取り出す。
豚ヒレのラップを取り除いて、汁気をペーパーで拭き取る。

フライパンにピュアオリーブオイルを強火で熱し、豚ヒレの全面に焼き色をつける(表面のみで身は焼かない)。

1cm〜1.5cm幅にスライスして皿に盛り付け、おろしポン酢ソースを添えて出来上がり。




《作る際のポイント》
手順1、塩をまぶして1日置くことで一層噛むほどに旨みを感じられる仕上がりになります。
塩抜きの手間を省くために、1%の塩分に設定しています。

手順3、ラップで丸く包むときはきつめにねじり、左右を根元で堅結びしておくと形を崩さずに加熱できます。

肉の厚みによって加熱時間が変わります。成形した時の直径の厚みが4cm以上になる場合は、必ず「低温調理 加熱時間基準表(豚肉)」に従い、正しいBONIQ設定時間をお守りください。

手順6、おろしポン酢ソースは、お好みでごま油やしょうゆを少量入れてもおいしくいただけます。

《作った感想》
豚ヒレ肉の旨みを噛むほどに感じるおいしいローストポークになりました。
しっとりとやわらかく、繊維っぽさを感じない仕上がりです。
豚ヒレ肉は豚肉の中でも脂肪分が少なく、あっさりといただけます。
淡白な味わいなので塩をまぶして1日置くことで下味がつき、より旨みが感じられるようにしました。最後に油を使って焼き目をつけることでジューシーさも加わります。
ソースもヘルシーなおろしポン酢ソースで、高タンパク × 低カロリー。罪悪感がなくさっぱりとたくさんいただけるレシピになりました。
それだけでなく、疲労回復効果やコレステロール値を下げる働きがあるため、筋トレ中の方やダイエット中の方にもぜひ、試していただきたいレシピです。
同時に複数本作ってBONIQ後急冷し、作り置きしておいても良いですね。

BONIQ栄養士による栄養アドバイス

豚ヒレ肉は豚肉の部位の中でも特に高タンパク、低カロリーの部位で豚バラ肉に比べると約1/3のカロリーとヘルシーです。
また、ビタミンB1、ビタミンB6、カリウムが豊富でL‐カルニチンという脂肪を燃焼させるという嬉しい栄養素も含まれています。

脂身が少なく淡白な味わいなため、今回はハムのようにしっかりうま味を感じられるよう、塩をふって1日おく調理法になっています。
そうすることにより豚ヒレ肉自体に旨みが感じられるので、低脂質の特性を生かして今回はおろしポン酢にしています。
油分を使わないソースでヘルシーにいただけますね。

生の大根はジアスターゼというデンプン消化酵素が多く含まれ、胃腸を整える効果もあります。

豚ヒレ肉の栄養成分をより活かすには、アリシンという栄養素を含むにんにくやネギと一緒に食べるとよいといわれています。耐熱袋から出した後にローストする際、スライスしたにんにくを一緒にソテーしていただき一緒に食べると香ばしくより満足感のある味わいになり、おすすめです。

疲労回復効果もあり、筋トレ中の方やダイエット中の方の他にも、日々忙しいフルタイムワーカーの方などにもぜひお試しいただきたいレシピです。
豚ヒレ肉は豚肉の中でも希少部位ですが、身体に嬉しい栄養素や効能がたくさん含まれているため積極的に食事に取り入れるとよいでしょう。

質問・疑問・要望・作った感想をコメントいただけたら嬉しいです^^

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【注意】
低温調理では高温による殺菌ができないため、食の安全に留意する必要があります。
レシピ記載の温度・時間設定をご参考いただき、例として大きく温度設定を変更するなどはされないようご注意ください。
なお、レシピ記載の設定をお守りいただいた上であっても、食材や調理環境などによっても安全面のリスクが異なるため、最終的には自己責任となりますことご了承ください。
取扱説明書や低温調理ガイドブック、各種の低温調理における情報などをご覧いただいた上で、安全に配慮した調理をお願いいたします。詳細はこちらの【低温調理のルール 〜6つのポイント〜】を参照くださいませ。


また食中毒に関して、下記のサイトもご一読ください。
特にお年寄りやお子様、免疫力の弱っている方は当サイト推奨温度設定に従わずに、下記厚生労働省サイトの指示に従い全てのお肉で【中心温度75℃ 1分以上】の加熱をしてください。
→ 食肉に関する注意点:厚生労働省 食中毒予防

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板井香保里

板井香保里

保育園で栄養士として勤めたのち、祐成陽子クッキングアートセミナーに入校し、フードコーディネーターの資格を取得する。卒業後同校アシスタントを経て講師になる。 現在はフリーランスで講師をしながら企業のレシピ開発や、スタイリングを手掛ける。
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コメント

    • ゆかりん
    • 2025.03.15

    はじめまして。
    boniqでの豚ヒレ肉の調理が大好きでよく作っています。
    昨年友人たちとのお花見のお弁当で、こちらのレシピでローストポークを作ったのですが、お弁当箱に入れることを考えてしっかりと冷やしてから持参したところ、カチカチのパサパサになってしまいました。
    boniqのレシピでは「保存時は急冷して」というのがお決まりですし、お弁当だからということもあって、氷水につけてキンキンに冷やしてしまった(大きめの鍋に大量の氷を入れて水を張り、30分ほどパックをつけて冷やしました)のがよくなかったのかな…と思います。
    しかし、ダラダラと常温で温度を下げるとなると、雑菌の繁殖など安全上の懸念もあって「氷水につけて急冷」と指示があるのかとも思います。
    いつもは作ったらすぐに食べるので、冷まして保存したり、持ち運んだりはしないのですが、お弁当に入れて持ち運ぶ際、どのようにして冷ますのが良いのでしょうか?また安全に保存できる「急冷」の目安はどれくらいなんでしょうか?
    昨年のローストポークは「家で食べるやつはもっと美味しいのに!」と残念な仕上がりになってしまったため、今年こそリベンジしたいです。
    どうかご教示いただけますと幸いです。よろしくお願いします。

    • BONIQ

      ご質問、また、BONIQをご愛用いただきありがとうございます。
      豚肉、BONIQでとっても美味しく出来上がりますよね!^^

      おっしゃる通り、低温調理後に常温で冷ましたものをお弁当に入れて持ち歩くは食中毒の危険がありますので、氷水につけてキンキンに冷やしていただいたのは決して間違いではありません。全く問題なく、肉の硬さにはほとんど影響しません。30分ほど氷水に浸けていただくのは全く問題ございません。

      当レシピは豚ひれ肉に塩をして1日冷蔵庫に置きますので、ドリップが出てややハムのような状態になります。それを低温調理し、「温かい状態」の厚切りで食べることを想定しております。冷たい状態でも美味しく食べられますが、その場合は「薄切り」の方が食べやすいかと存じます(市販のハムでも厚切りはステーキにするが、冷たいハムは薄切りであるのと同じ様に)。

      「63℃ 豚ヒレの低温調理 塩タイミング比較実験」
      https://boniq.jp/recipe/?post_type=recipe&p=22605

      では、豚ヒレに塩をするタイミングでどのように肉質が変わるのかを検証したものですが、
      ①塩を振って1日寝かせる → BONIQ
      ②塩をふってすぐBONIQ
      ③BONIQ → バッグに塩を入れて肉に含ませる(2時間)

      では③の豚ヒレを低温調理した後に袋に塩を入れて肉に含ませたものが一番ジューシーに仕上がりました。お弁当に入れるなど、冷たい状態で召し上がる場合は、先に塩を振るのではなく低温調理後の塩を入れるのも良いかと存じます。

      また、「77℃ 塩豚vs.調理後塩含ませ豚 比較実験」
      https://boniq.jp/recipe/?post_type=recipe&p=13896
      こちらは豚バラ肉を使い、塩を入れるタイミングでどのように変わるかを検証したものですが、
      ①3日塩漬け→ BONIQ
      ②BONIQ→ 袋に塩を入れて含ませる(1時間半) 

      冷たい状態では②の低温調理後に袋に塩を入れて肉に含ませたものの方が美味しいのですが、焼いて熱い状態では①の塩漬けしたものがベーコンのような美味しさを発揮しました。

      ですので、お弁当に豚ヒレを入れる場合は
      ・塩は低温調理後に袋に入れる
      ・薄切りにする
      がより美味しくなるのではないでしょうか。

      お役立ていただけましたら幸いです。

BONIQ設定

材料一覧

  • ☆2人分☆
  • <BONIQする材料>
  • ・豚ヒレ肉  250g(厚さ2.5cm。成形すると直径4cmになる)
  • ・塩  2.5g(豚肉の重量の1%)
  • ・こしょう  小さじ1/4
  • <仕上げ>
  • ・ピュアオリーブオイル(豚ヒレを焼く用) 大さじ1
  • <おろしポン酢ソース>
  • ・大根  100g
  • ・ポン酢しょうゆ、または、ポン酢  大さじ1
  • <ほか、調理器具など>
  • ・キッチンペーパー
  • ・ラップ
  • ・フライパン(豚ヒレを焼く用)

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