・BONIQ設定
・材料
・一食あたりの栄養素
・手順
・作る際のポイント
・作った感想
・BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス
比較実験の結果を元に、しっかり肉に味を染み込ませて。
暑い日にもあっさりと食べられる、
低温調理でプリッとジューシーな鶏もものみぞれ和え。
BONIQ設定
62℃
1:45(1時間45分)※参照:低温調理 加熱時間基準表(鶏肉)
材料
☆2人分☆
<BONIQする材料>
・鶏もも肉 1枚(厚み3cm、280g)
・めんつゆ(3倍濃縮タイプ) 大さじ2
※「しょうゆ 大さじ1、砂糖・顆粒和風だし 各小さじ1」でも代用可。
・しょうが(すりおろし) 大さじ1/2<薬味>
・大根 1/6~1/8本
・小ねぎ 適量<ほか、調理器具など>
・おろし器当レシピの栄養素
栄養素(1人分) 1日の推奨摂取量 低糖質レベル ★★☆(一食:糖質20g 以下) カロリー 323.7 kcal - 糖質 5.5 g - タンパク質 25.2 g 体重 x 1.2g ~ 1.5 g 脂質 20 g - 食物繊維 1.7 g 20 g 以上 カリウム 549 mg 3500 mg 以上 カルシウム 37 mg 650 mg 以上 マグネシウム 48 mg 350 mg 以上 鉄分 1.3 mg 7.5 mg 以上 亜鉛 2.5 mg 10 mg 以上
《手順》
低温調理器 BONIQをセットする
鍋やコンテナに水を入れ、本体を挿す。
62℃ 1:45(1時間45分)に設定し、水温上昇を開始する。
(食材はまだ投入しない。)
※肉、魚(生食用を除く)は種類と厚みに応じて加熱設定を変更する。参照:「低温調理 加熱時間基準表」
※食材全体がきちんと湯せんに浸かるよう、十分な水量を用意する。
※高温・長時間調理時は蒸発による水位減少を防ぐため、最大水量を用意する。
・BONIQ 低温調理コンテナ&コンテナアクセサリー(ラック、トレー、フタ、ジャケット)はこちら
・BONIQ 深型ホーロー鍋はこちら
材料の下処理をする
鶏ももの余分な脂や筋を取り除き、一口大にカットする。
しょうがはすりおろす。
耐熱袋に投入する
耐熱袋に<BONIQする材料>の材料(鶏もも、めんつゆ、しょうが)を入れる。
BONIQ 低温調理用耐熱袋「BONI BAG」(湯せん、冷凍、冷蔵可能)はこちら
BONIQに投入する
設定温度に達したら袋を湯せんに入れ、低温調理をする。
※袋内に気泡が残らないよう湯せんに入れながらしっかり空気を抜き、密封する。(参考:動画「低温調理用バッグの密封方法」、記事「ベストなバッグ密封の仕方 比較実験」)
※食材全体が湯せんに浸かるようにする。浮いてくる場合は、
・BONIQ 低温調理コンテナ:コンテナラック、トレーを使用して完全に沈める。
・鍋:耐熱性の瓶や重しを乗せて完全に沈める。
※高温・長時間調理時は、湯せんにカバーをして水位減少を防ぐ。
・BONIQ 低温調理コンテナ:コンテナルーフを使用する。
・鍋:ラップを使用する。
薬味の準備をする
大根は皮を剥いてすりおろし、汁気を軽く絞る。
小ねぎは小口切りにする。
仕上げ
BONIQの設定時間終了タイマーが鳴ったら袋を取り出す。
皿に鶏ももを盛り、袋に残った煮汁をかける。
大根おろしを鶏ももの上に乗せ、小ねぎを散らして出来上がり。
《作る際のポイント》
本レシピの味付けはめんつゆのみになっており、シンプルながら鶏の旨味を生かした一品です。
調味料はめんつゆ(3倍濃縮)の代わりに「しょうゆ 大さじ1、砂糖 小さじ1、和風顆粒だし 小さじ1」でも代用可能です。
鶏ももの皮はお好みで取り除いてもかまいません。
《作った感想》
「62℃ 鶏もも カットタイミング比較実験(前塩)」の結果を元にしたレシピです。
鶏ももを一口大にカットしてから調味料と一緒に低温調理をすると肉汁が袋の中に多く流出してしまうのですが、その反面、カットが小さい分しっかり味が染み込み、食感が締まったように感じ、旨みをより強く感じました。
カットして調味料とともに低温調理をしたことで、肉の水分が染み出て、「脱水」されたとも言えます。
人間も動物も、体の約6~7割が水分です。魚介類に至っては75%以上が水分。
素材の水分を上手に減らすことができればできるほど素材の味や旨味は凝縮し、素材の味を濃く感じることができるのではないかと思います。
今後は素材の水分や脱水にも注目して低温調理を楽しみたいと思います。
BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス
鶏もも肉(皮付き)は100g中にタンパク質16.6g、脂質14.2gを含みます。
タンパク質は筋肉量の増加や維持への働きが期待できます。筋肉量を増加させることで代謝が上がり、太りにくい体を作ることへつながります。体を作るうえで必要不可欠な栄養素であるため、不足しないように気を付けることが大切です。
基本的に成人男性で1日に50~60、女性は40~50gのタンパク質摂取が推奨されていますが、運動習慣がある人は「体重(㎏)×1.2~2g」のタンパク質摂取量が好ましいです。*
鶏もも肉は鶏もも肉よりも鉄分が多く、皮つきの鶏もも肉には100g当たり0.6mgの鉄分が含まれています。皮つきの鶏むね肉は100gあたり0.3mgなので、比べると2倍の鉄分が含まれてます。鶏むね肉ばかりを食べていて貧血気味と感じている方は、鶏もも肉や他のお肉を食べることで鉄分補給をしましょう。
もちろん緑色の濃い野菜やレバー類もおすすめです。
鉄分は日本人が不足しがちな栄養素です。鉄不足は貧血以外にも、倦怠感や動機・息切れ、口角炎などの症状も引き起こします。健康的な体を保つためには鉄は必要不可欠な栄養素です。
本レシピをよりさっぱり、糖質も抑えたいという方はめんつゆではなくポン酢同量で作っても美味しくできます。
ポン酢の酸味により、塩分や糖分が少なくても味にメリハリを出せます。
*厚生労働省「たんぱく質の食事摂取基準」
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000042630.pdf
質問・疑問・要望・作った感想をコメントいただけたら嬉しいです^^
【注意】
低温調理では高温による殺菌ができないため、食の安全に留意する必要があります。
レシピ記載の温度・時間設定をご参考いただき、例として大きく温度設定を変更するなどはされないようご注意ください。
なお、レシピ記載の設定をお守りいただいた上であっても、食材や調理環境などによっても安全面のリスクが異なるため、最終的には自己責任となりますことご了承ください。
取扱説明書や低温調理ガイドブック、各種の低温調理における情報などをご覧いただいた上で、安全に配慮した調理をお願いいたします。詳細はこちらの【低温調理のルール 〜6つのポイント〜】を参照くださいませ。
また食中毒に関して、下記のサイトもご一読ください。
特にお年寄りやお子様、免疫力の弱っている方は当サイト推奨温度設定に従わずに、下記厚生労働省サイトの指示に従い全てのお肉で【中心温度75℃ 1分以上】の加熱をしてください。
→ 食肉に関する注意点:厚生労働省 食中毒予防
簡単に作れます
コメントありがとうございます!鶏ももを簡単にさっぱりおいしくいただけるレシピになっていると思います^^
大根おろしをあえて最後にのせることで、シャキシャキ感も満載です。
他の部位やお肉でもおいしくいただけると思いますので、よろしければぜひやってみてくださいね!