・BONIQ設定
・材料・一食あたりの栄養素
・手順
・作る際のポイント
・作った感想
・BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス
身が縮まず、ちょうど良いプリッと感のえび!
BONIQならではの本格派、無水カレー。
BONIQ設定
80℃
0:45(45分)材料
☆4人分☆<BONIQする材料>
・むきえび(バナメイなど) 400g
・ヤングコーン 8本
・ココナッツミルク 400g
・トマトペースト 大さじ1(18g、画像の商品なら1袋)
・チキンブイヨン(顆粒) 1包
・砂糖 大さじ1
・塩 小さじ1/2(約2.5g)《フライパンで炒める材料》
・オリーブオイル 大さじ2
・にんにく 2片(約15g)
・しょうが 1片(約10g)
・玉ねぎ(中) 1個(約200g)
・たかのつめ(お好みで) 1本
※使うカレー粉によっては十分辛くなるのでお好みで。
・ローリエ 1枚
・カレー粉 大さじ3
・小麦粉 大さじ2<えび下処理用>
・塩 小さじ1
・水 大さじ2
・片栗粉 大さじ2<仕上げ>
・ナンプラー 大さじ1
・塩(お好みで) 適量
・こしょう(お好みで) 適量
・パクチー(お好みで) 適量<ほか、調理器具など>
・竹串
・ハサミ
当レシピの栄養素
栄養素(1人分) | 1日の推奨摂取量 | |
低糖質レベル | ★★☆(一食:糖質20g 以下) | |
カロリー | 407.7 kcal | - |
糖質 | 19.9 g | - |
タンパク質 | 24.5 g | 体重 x 1.2g ~ 1.5 g |
脂質 | 24.9 g | - |
食物繊維 | 4 g | 20 g 以上 |
カリウム | 814 mg | 3500 mg 以上 |
カルシウム | 122 mg | 650 mg 以上 |
マグネシウム | 92 mg | 350 mg 以上 |
鉄分 | 3.9 mg | 7.5 mg 以上 |
亜鉛 | 2 mg | 10 mg 以上 |
塩分 | 2.1 g | - |
※上記はレシピの1/4量の栄養価を計算しています。
《手順》
低温調理器 BONIQをセットする
鍋やコンテナに水を入れ、本体を挿す。
80℃ 0:45(45分)に設定する。
※肉、魚(生食用を除く)は種類と厚みに応じて加熱設定を変更する。参照:「低温調理 加熱時間基準表」
※食材全体がきちんと湯せんに浸かるよう、十分な水量を用意する。
※高温・長時間調理時は蒸発による水位減少を防ぐため、最大水量を用意する。
・BONIQ 深型ホーロー鍋はこちら
・BONIQ 低温調理コンテナ&コンテナアクセサリー(ラック、トレー、フタ、ジャケット)はこちら
材料の下処理
えび:背わたを取る。頭側から2~3節目に竹串の先を入れ、背わたをひっかけながらゆっくりと引き抜く。(包丁で背中を切り開いて取っても良い。)
ボウルにえび、塩、水、片栗粉を入れよく揉み込む。汚れが出てきたら流水で洗い流し、ザルに上げて水気をしっかり切る。
にんにく、しょうが、玉ねぎ:みじん切りにする。(フードプロセッサーでもOK)
ヤングコーン:0.5cmの輪切りにする。
たかのつめ:ハサミでヘタを切り落とし、種を取り出して輪切りにする。
材料を炒める
フライパンにオリーブオイル、にんにく、しょうが、たかのつめ(入れる場合)を入れ弱火で熱する。
香りが出てきたら玉ねぎを加えて強火にし、色づき始めたら中火に落として茶色になるまで炒める。(約10分)
ローリエ、カレー粉、小麦粉を加え炒める。(約5分)
耐熱袋に投入する
すべての材料(仕上げの材料以外)を耐熱袋に入れる。
BONIQに投入する
設定温度に達したら袋を湯せんに入れ、低温調理をする。
※袋内に気泡が残らないよう湯せんに入れながらしっかり空気を抜き、密封する。(参考:動画「低温調理用バッグの密封方法」、記事「ベストなバッグ密封の仕方 比較実験」)
※食材全体が湯せんに浸かるようにする。浮いてくる場合は耐熱性の瓶や重しを乗せて完全に沈める。
※高温・長時間調理時は湯せんにカバーをする。(鍋:ラップ、コンテナ:フタ)
仕上げ
BONIQの設定時間終了タイマーが鳴ったら袋を取り出し、ナンプラーを入れる。
味を確認し、必要なら塩で調整する。
皿に盛り付けて出来上がり。
お好みでこしょうをかけたり、パクチーを添えても。
ガーリックライスやバターライスを添えるのがおすすめ。
《作る際のポイント》
材料について、本レシピではトマトペーストを使用します。トマトペーストはプロの間ではよく使用されていますが、カットトマトやトマトピューレとは違いさらに煮詰めてトマトの旨味とコクを凝縮したもので、一般的なスーパーでも販売されていて小分け商品もあります。
従来の鍋で作るカレーなどは煮込むうちに水分が蒸発するので水を入れて煮込むわけですが、低温調理は耐熱袋の中で調理するので水分が蒸発しません。なので極力余分な水分は要らず、ほとんどの煮込み料理は無水でできるのです。ですので本レシピではトマトピューレではなく、より水分が少ないトマトペーストを使用しています。
ケチャップでも代用できなくはないですが、やや庶民的な味に仕上がります。本格派にはトマトペーストが一押しです。
ヤングコーンはコリコリとした食感を与えるために入れています。あまり大きく切ると火が入りきらず青臭さが残るので、0.5cm程度を守ってください。
BONIQ設定について、えびは設定温度によって食感が変わりますが、低温すぎると弾力が出ず、高温すぎると身が縮んでしまいます。今回は低温調理と言えど料理がきちんと熱く、えびのはじけるような弾力が味わえる80℃に設定しています。
手順3、にんにくとしょうがを炒める時は、焦げると苦くなるので弱火にし、じっくり香りを出すようにしてください。また玉ねぎも焦がさないように、色づくまでしっかり炒めて旨味と香ばしさを引き出してください。
《作った感想》
食欲をそそるカレースパイスが香るクリーミーなココナッツシュリンプカレーです。ガーリックライスやバターライスを添えると美味しさが一層引き立ちます。
材料の種類が多いので難しそうに見えるかもしれませんが、一部の材料を炒めたら、全て合わせて耐熱袋に入れBONIQを待つのみ。絶品本格カレーの出来上がりです。
えびは身が縮んだりしておらずちょうど良いプリッと感。再度BONIQの湯せんで温めて食べる時もプリッと感が失われません。
BONIQならではのプリプリのえびが味わえる無水カレーを是非ご家庭で。
BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス
えび(今回栄養価計算で参考にしたえびはバナメイエビ)は低脂質高タンパクな食材です。
バナメイエビ100gあたり91kcal、タンパク質を19.6g、脂質を0.6g、炭水化物を0.7g含みます。
えびの身にはカルシウムが含まれています。100g中68mg含まれるのですが、牛乳で100g中110mgのカルシウムを含むことから牛乳の半分以上のカルシウム含有量ということになります。
カルシウムは骨と歯を健康に保つだけでなく、筋肉の収縮や心臓を正常に動かす働きも持ちます。また、精神の興奮を抑えたり血圧の上昇も抑える栄養素です。
様々な働きを持つにもかかわらず、カルシウムは日本人に日常的に足りていない栄養素の中の一つです。牛乳や乳製品を習慣的に摂取する人以外はカルシウムを含む食品を意識して摂取することをおすすめします。
また、えびは殻にカルシウムなどのミネラルやアスタキサンチンという強い抗酸化作用を持つ栄養素を持ちます。
えびの殻をむいた後はそのまま捨ててしまうのではなく、素揚げやから揚げ、オーブンなどで低温乾燥させてから粉砕してふりかけなどにすると、えびの素晴らしい栄養素を丸ごと摂取することができますよ。
質問・疑問・要望・作った感想をコメントいただけたら嬉しいです^^
【注意】
低温調理では高温による殺菌ができないため、食の安全に留意する必要があります。
レシピ記載の温度・時間設定をご参考いただき、例として大きく温度設定を変更するなどはされないようご注意ください。
なお、レシピ記載の設定をお守りいただいた上であっても、食材や調理環境などによっても安全面のリスクが異なるため、最終的には自己責任となりますことご了承ください。
取扱説明書や低温調理ガイドブック、各種の低温調理における情報などをご覧いただいた上で、安全に配慮した調理をお願いいたします。詳細はこちらの【低温調理のルール 〜6つのポイント〜】を参照くださいませ。
また食中毒に関して、下記のサイトもご一読ください。
特にお年寄りやお子様、免疫力の弱っている方は当サイト推奨温度設定に従わずに、下記厚生労働省サイトの指示に従い全てのお肉で【中心温度75℃ 1分以上】の加熱をしてください。
→ 食肉に関する注意点:厚生労働省 食中毒予防
最新記事 by 小野寺 桂子 (全て見る)
- 低温調理のルール 〜6つのポイント〜 - 2020年6月3日
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