・BONIQ設定
・材料
・一食あたりの栄養素
・手順
・作る際のポイント
・作った感想
・BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス
ユッケとは、韓国料理のいわゆる「肉の刺身」。
トリミングの必要なし。
安心して食べられて美味しさは間違いなし!
BONIQ設定
55℃
4:30(4時間30分)※参照:低温調理 加熱時間基準表(牛肉)
材料
☆2人分☆
<BONIQする材料>
・和牛ランプ肉(厚み2cm) 250g
※または、牛もも肉。詳細は《作る際のポイント》にあり。<ユッケのたれ>
・コチュジャン 小さじ2
・砂糖 大さじ1/2
・しょうゆ 大さじ1
・ごま油 大さじ1
・にんにくのコンフィ(つぶしたもの) 1/2個(BONIQレシピ「82℃ 万能ホクホク!にんにくのコンフィ」を使用)
※にんにく(すりおろし) 小さじ1/2でも可。・塩 1つまみ
<仕上げ>
・小ねぎ(小口切り) 適量
・卵黄 1個
・白ごま 適量
・黒こしょう 適量
※お好みで<ほか、調理器具など>
・ボウル/容器(たれと牛肉が混ぜられる大きさのもの)
・キッチンペーパー
当レシピの栄養素
栄養素(1人分) 1日の推奨摂取量 低糖質レベル ★★☆(一食:糖質20g 以下) カロリー 374.1 kcal - 糖質 8 g - タンパク質 26.6 g 体重 x 1.2g ~ 1.5 g 脂質 24.5 g - 食物繊維 0.4 g 20 g 以上 カリウム 450 mg 3500 mg 以上 カルシウム 36 mg 650 mg 以上 マグネシウム 34 mg 350 mg 以上 鉄分 2.2 mg 7.5 mg 以上 亜鉛 5.1 mg 10 mg 以上 塩分 1 g - ※上記はレシピの1/2量の栄養価を計算しています。
《手順》
低温調理器 BONIQをセットする
鍋やコンテナに水を入れ、本体を挿す。
55℃ 4:30(4時間30分)に設定し、水温上昇を開始する。
(食材はまだ投入しない。)
※肉、魚(生食用を除く)は種類と厚みに応じて加熱設定を変更する。参照:「低温調理 加熱時間基準表」
※食材全体がきちんと湯せんに浸かるよう、十分な水量を用意する。
※高温・長時間調理時は蒸発による水位減少を防ぐため、最大水量を用意する。
・BONIQ 低温調理コンテナ&コンテナアクセサリー(ラック、トレー、フタ、ジャケット)はこちら
・BONIQ 深型ホーロー鍋はこちら
耐熱袋に投入する
耐熱袋に和牛ランプを重ならないように入れる。
※牛肉の厚みが2cm以上になる場合は「低温調理 加熱時間基準表(牛肉)」に沿ってBONIQ設定を変更する。
BONIQ 低温調理用耐熱袋「BONI BAG」(湯せん、冷凍、冷蔵可能)はこちら
BONIQに投入する
設定温度に達したら袋を湯せんに入れ、低温調理をする。
※袋内に気泡が残らないよう湯せんに入れながらしっかり空気を抜き、密封する。(参考:動画「低温調理用バッグの密封方法」、記事「ベストなバッグ密封の仕方 比較実験」)
※食材全体が湯せんに浸かるようにする。浮いてくる場合は、
・BONIQ 低温調理コンテナ:コンテナラック、トレーを使用して完全に沈める。
・鍋:耐熱性の瓶や重しを乗せて完全に沈める。
※高温・長時間調理時は、湯せんにカバーをして水位減少を防ぐ。
・BONIQ 低温調理コンテナ:コンテナルーフを使用する。
・鍋:ラップを使用する。
たれと薬味を準備する
ボウル(牛肉を混ぜられる大きさ)に<ユッケのたれ>の材料(コチュジャン、砂糖、しょうゆ、ごま油、にんにくのコンフィ(または、おろしにんにく)、塩)を入れて混ぜ合わせ、たれを作る。
薬味の小ねぎは小口切りにする。
和牛ランプ肉を細切りにする
BONIQの設定時間終了タイマーが鳴ったら袋を取り出す。
和牛ランプを取り出し、ペーパーで汁気を拭いて端からスライスする。
スライスした和牛ランプを並べて端から2~3mmの細切りにする。
この時、包丁を前後に大きくスライドさせると切りやすい。
和牛ランプ肉とたれを混ぜ合わせる
たれのボウルに和牛ランプを加え、よく混ぜる。
仕上げ
皿に和牛ランプを盛り、卵黄を乗せる。
小ねぎと白ごまを散らし、お好みで黒こしょうを挽いて出来上がり。
《作る際のポイント》
ユッケとは韓国料理のいわゆる「肉の刺身」ですが、従来の生肉を使ったユッケは菌が付着している可能性がある表面を大きくトリミングする必要があります。そのため、実際に食べられる部分は内部の方だけになります。コストがかかり、さらに正しいトリミングの技術も必要ですが、近年は生肉の食中毒が影響して法律が厳しくなり、ユッケを提供できるお店は限られるようになっています。
こちらのレシピでは「低温調理 加熱時間基準表(牛肉)」の基準に則って十分に加熱殺菌されているので、安心してまるごと食べていただけます。
低温調理すると肉の表面の色は茶色になりますが、トリミングする必要はなく無駄がありません。
生肉のユッケに近い見た目にするならトリミングするのも良いですし、トリミングして削ぎ落とした肉は焼いて食べたり、サラダなどに入れるのも◎
使う部位は“サシ”が入りすぎていない牛もも肉などが適しており、今回は旨味の強い和牛ランプ肉を使いましたが、牛ヒレ肉でもトロリとした食感でやわらかく美味しくできました。
冷製の料理に使う場合は“サシ”が入りすぎていると脂が固まってしまい口溶けがよくないため、脂と赤身のバランスが適度な部位をおすすめします。
出来上がってすぐ食べてもトロリとして美味しいですが、一晩おくと味が馴染みまた違う美味しさが楽しめます。
牛肉を250gとしていますが、ユッケ丼にする場合、このレシピで1人前でもペロリといけます!
《作った感想》
このレシピを作るにあたり、旨味の強い牛ランプ肉(牛もも肉)で和牛とオーストラリア産の違いを比べてみました。
値段は和牛の方が圧倒的に高いですが、どれほどの違いが出るのか?
結果としては、作りたては和牛の圧倒的勝利でした。脂が適度に乗ったとろりとした旨味が感じられて文句なしです。値段は高いですが味は最高!
ところが、一晩たれと混ぜた状態で冷蔵庫で寝かせて比べてみたところ、その差がぐっと近づいていました。オーストラリア産の方も旨味がぐっと増しタレがよく馴染んで肉肉しさが消え、作った前日より断然美味しくなっていました。
すぐに食べるなら「和牛」が間違いなく、寝かせれば「オーストラリア産」がコスパを発揮します。
どちらも安心して食べられて味は間違いなし。ぜひお試しください。
BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス
牛肉はビタミンB群が多く含まれているお肉です。ビタミンB群は糖質、脂質、タンパク質をエネルギーに変換するために必要な栄養素で、それらの栄養素が不足するといくら糖質、脂質、タンパク質を摂取しても空回りになってしまいます。牛肉にはほかのお肉には含まれていないビタミンB6が多く含まれています。ビタミンB6は筋肉を合成する際にも必要な栄養素なため、筋肉を付けたい人ほどビタミンB6も多く摂取する必要があります。
今回使用したお肉、和牛のランプ肉にはきれいなサシが入っていますね!肉の脂にはコレステロールが含まれています。コレステロールは体に悪い成分であると認識されていがちで、なるべく食べないようにしている人もいるのではないでしょうか。
しかし、動物の肉の脂に含まれているコレステロールは、注意が必要なほど多くは入っていません。適度な量であれば脂質は腹持ちをよくしてくれ、間食や食べすぎを防いでくれます。
また、牛肉にはセロトニンを作る材料になる「トリプトファン」が豊富に含まれています。「セロトニン」は人間が幸せを感じるホルモン(脳内物質)であるため、トリプトファンが不足すると、ちょっとしたことでイライラしやすくなったり、疲れを感じやすくなることもあります。
ダイエット中にストレスを感じるときには美味しい牛肉を適度に食べて、お腹も脳も幸せになってはいかがでしょうか!
質問・疑問・要望・作った感想をコメントいただけたら嬉しいです^^
【注意】
低温調理では高温による殺菌ができないため、食の安全に留意する必要があります。
レシピ記載の温度・時間設定をご参考いただき、例として大きく温度設定を変更するなどはされないようご注意ください。
なお、レシピ記載の設定をお守りいただいた上であっても、食材や調理環境などによっても安全面のリスクが異なるため、最終的には自己責任となりますことご了承ください。
取扱説明書や低温調理ガイドブック、各種の低温調理における情報などをご覧いただいた上で、安全に配慮した調理をお願いいたします。詳細はこちらの【低温調理のルール 〜6つのポイント〜】を参照くださいませ。
また食中毒に関して、下記のサイトもご一読ください。
特にお年寄りやお子様、免疫力の弱っている方は当サイト推奨温度設定に従わずに、下記厚生労働省サイトの指示に従い全てのお肉で【中心温度75℃ 1分以上】の加熱をしてください。
→ 食肉に関する注意点:厚生労働省 食中毒予防
最新記事 by 小野寺 桂子 (全て見る)
- 低温調理のルール 〜6つのポイント〜 - 2020年6月3日
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