・BONIQ設定
・材料・一食あたりの栄養素
・手順
・作る際のポイント
・作った感想
・BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス
低温調理で牛ステーキも簡単に“理想の火入れ”に!
噛むごとにバルサミコの風味を感じるやわらかいステーキ。
バルサミコ酢のさっぱりとした後味と、しょうゆの塩味が相性抜群◎
BONIQ設定
56℃
4:00(4時間)※参照:低温調理 加熱時間基準表(牛肉)
材料
☆1人分☆
<BONIQする材料>
・牧草牛(ステーキ肉、リブロース使用) 250g(厚さ3cm)《耐熱袋に入れる調味料》
・バルサミコ酢 大さじ1と1/2
・赤ワイン 大さじ1
※アルコールが気になる場合は、電子レンジで煮切る。詳細は《作る際のポイント》にあり。
・エクストラバージンオリーブオイル 大さじ1
・しょうゆ 大さじ1/2
・ローズマリー 1本<仕上げ>
・塩 小さじ1/4
・こしょう 少々
・にんにく 1片
・ピュアオリーブオイル(焼く用) 小さじ1
※材料写真外<付け合わせ>
・岩塩 適量
※材料写真外
・クレソン 適量
※お好みで<ほか、調理器具など>
・フォーク
・竹串
・バット
・フライパン当レシピの栄養素
栄養素(1人分) 1日の推奨摂取量 低糖質レベル ★★☆(一食:糖質20g 以下) カロリー 817 kcal - 糖質 7.9 g - タンパク質 52.2 g 体重 x 1.2g ~ 1.5 g 脂質 58.6 g - 食物繊維 1.3 g 20 g 以上 カリウム 1,076 mg 3500 mg 以上 カルシウム 67 mg 650 mg 以上 マグネシウム 68 mg 350 mg 以上 鉄分 6.5 mg 7.5 mg 以上 亜鉛 12 mg 10 mg 以上 塩分 3.3 g -
《手順》

牧草牛の下処理をする
牧草牛を筋切りし、フォークで両面全体的に穴を開ける。

耐熱袋に投入する
耐熱袋に牧草牛、《耐熱袋に入れる調味料》(バルサミコ酢、赤ワイン(※)、エクストラバージンオリーブオイル、しょうゆ、ローズマリー)を入れる。
袋を軽く揉んで調味料を全体に行き渡らせる。
※赤ワインのアルコールが気になる場合は、電子レンジなどで数秒沸騰させ、煮切る。
BONIQ 低温調理用耐熱袋「BONI BAG」(湯せん、冷凍、冷蔵可能)はこちら


低温調理器 BONIQをセットする
鍋やコンテナに水を入れ、本体を挿す。
56℃ 4:00(4時間)に設定し、水温上昇を開始する。
(食材はまだ投入しない。)
※肉、魚(生食用を除く)は種類と厚みに応じて加熱設定を変更する。参照:「低温調理 加熱時間基準表」
※食材全体がきちんと湯せんに浸かるよう、十分な水量を用意する。
※高温・長時間調理時は蒸発による水位減少を防ぐため、最大水量を用意する。
・BONIQ 低温調理コンテナ&コンテナアクセサリー(ラック、トレー、フタ、ジャケット)はこちら
・BONIQ 深型ホーロー鍋はこちら

BONIQに投入する
BONIQが設定温度に達したら袋を湯せんに入れ、低温調理をする。
※袋内に気泡が残らないよう湯せんに入れながらしっかり空気を抜き、密封する。(参考:動画「低温調理用バッグの密封方法」、記事「ベストなバッグ密封の仕方 比較実験」)
※食材全体が湯せんに浸かるようにする。浮いてくる場合は、
・BONIQ 低温調理コンテナ:コンテナラック、トレーを使用して完全に沈める。
・鍋:耐熱性の瓶や重しを乗せて完全に沈める。
※高温・長時間調理時は、湯せんにカバーをして水位減少を防ぐ。
・BONIQ 低温調理コンテナ:コンテナルーフを使用する。
・鍋:ラップを使用する。


にんにくの下処理をする
にんにくの皮をむき、上下を少し切り落とす。竹串を上部(細い方)から刺して下部(根の方)に向かって押し、芯を取り除く。
輪切りにする。


焼き色をつける
BONIQの設定時間終了タイマーが鳴ったら袋を取り出し、牧草牛をバットなどに移して肉全体に塩、こしょうをふる。
フライパンにピュアオリーブオイル、にんにくを入れ弱火で熱する。
にんにくの香りが出てきたら牧草牛を入れて強火にし、短時間で両面をさっと焼いて焼き色をつける。



仕上げ
牧草牛を食べやすい大きさにカットして皿に盛る。
にんにくと岩塩、お好みでクレソンを添えて、出来上がり。


《作る際のポイント》
赤ワインについて、耐熱袋の中で行う低温調理中は赤ワインのアルコールが飛ばず、仕上げに焼く時にある程度のアルコールは飛ぶと考えられますが、一部残っている可能性はあります。
アルコールに敏感な方やお子さまが召し上がる場合は、赤ワインを電子レンジ(耐熱容器に入れて、600Wで30秒)などで煮切ってからご使用ください。
手順6、低温調理後の牧草牛は、じっくり焼くと中まで更に火が入ってしまいますので、表面に焼き色を付けるよう強火でサッと焼いてください。
牧草牛を焼いた後、袋に残った煮汁を煮詰めてソースにしても良いでしょう。
《作った感想》
噛むごとにバルサミコの風味を感じるやわらかいステーキに仕上がりました。
分厚いステーキ肉は通常の調理法だと火の入れ方が難しく中々理想の火入れ具合になりませんが、低温調理だとBONIQするだけで確実に理想の火入れになります。
今回はミディアムレアのステーキですが、歯切れが良いながらもやわらかくとても美味しくできました。
ステーキというと塩、こしょうで下味をつけるのが一般的ですが、味変として調味料で下味をつけたステーキはいかがでしょうか。バルサミコ酢のさっぱりとした後味と、しょうゆの塩味を感じます。また、赤ワインを下味に加えることで、切った時のお肉の色味が鮮やかになるとも言われています。
食べる時は岩塩を少し振りかけていただくことで、シンプルながらも満足感のある味わいになります。ぜひお試しください。
BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス
本レシピで使用したステーキ肉は、牧草のみを食べて育ったグラスフェットビーフ(牧草牛)です。
穀物を食べて育った牛は脂肪が多く含まれていますが、グラスフェットビーフは脂肪が少なく、赤身が多いのが特徴です。
そのため肉質は弾力がありますが、噛むごとに牛肉の旨味を感じ満足感があります。
今回は調理前に筋切りをしたり、お肉をやわらかくする効果がある酢(バルサミコ酢)に漬け込むことで、煮込まなくてもできるだけやわらかく仕上がるようにしています。
グラスフェットビーフは、タンパク質やDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)が豊富です。
また、注目すべきはカルニチンも豊富に含んでいる点です。カルニチンには、脂肪の燃焼を助ける効果があったり、疲労を軽減してくれる効果もあります。
筋トレ中の方やダイエット中の方は、脂肪を燃焼させながらタンパク質も摂取でき、さらに疲労まで和らげてくれるというメリット尽くしの食材といえます。
また、漬け込みに使用したバルサミコ酢にもコレステロールや中性脂肪を抑制する効能や、豊富に含まれるクエン酸が疲労回復を促すので、こちらもダイエット中の方などにぜひ摂取してほしい調味料です。
質問・疑問・要望・作った感想をコメントいただけたら嬉しいです^^
【注意】
低温調理では高温による殺菌ができないため、食の安全に留意する必要があります。
レシピ記載の温度・時間設定をご参考いただき、例として大きく温度設定を変更するなどはされないようご注意ください。
なお、レシピ記載の設定をお守りいただいた上であっても、食材や調理環境などによっても安全面のリスクが異なるため、最終的には自己責任となりますことご了承ください。
取扱説明書や低温調理ガイドブック、各種の低温調理における情報などをご覧いただいた上で、安全に配慮した調理をお願いいたします。詳細はこちらの【低温調理のルール 〜6つのポイント〜】を参照くださいませ。
また食中毒に関して、下記のサイトもご一読ください。
特にお年寄りやお子様、免疫力の弱っている方は当サイト推奨温度設定に従わずに、下記厚生労働省サイトの指示に従い全てのお肉で【中心温度75℃ 1分以上】の加熱をしてください。
→ 食肉に関する注意点:厚生労働省 食中毒予防


牧草牛の代わりに使うとしたらモモ肉とかでもいけますか?あと最後の焼き色をつけるのにバーナーはおすすめできますか?
ご質問ありがとうございます^^
もも肉でも可能です。
バーナーで仕上げる場合は、にんにくを焼くことができませんので、調味液と一緒に袋に入れて低温調理いただくと良いかと存じます。
バーナーでももちろん可能ですが、特にもも肉は元々歯応えのある肉質なので、表面をバーナーでしっかり炙りすぎると硬くなってしまいます。
適度な焼き色で留めた方が柔らかく仕上げられます。
ご参考くださいませ。
おいしくできますように!