・BONIQ設定
・材料・一食あたりの栄養素
・手順
・作る際のポイント
・作った感想
・BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス
※「はちみつ」に関して
1歳未満の乳児には「はちみつ」や「はちみつを含む食品」を与えてはいけません。
乳児ボツリヌス症を発症するボツリヌス菌は熱に強いため、加熱や調理では死にません。
かぼちゃを丸ごと低温調理!器ごと食べられるスイーツ仕立て。
調理の手間や時間もかからず、BONIQ初心者でもチャレンジしやすい◎
ハロウィンパーティーを盛り上げてくれる一品。※ラム酒漬けのレーズンにはアルコールが含まれているため、アルコールに敏感な方やお子さま、妊娠中、授乳中の方は控えてください。
BONIQ設定
80℃
0:10(10分)
↓
95℃
0:15(15分)追加材料
☆3〜4人分☆
<BONIQする材料1>
・坊ちゃんかぼちゃ 1個(350g)<BONIQする材料2>
・さつまいも(ここでは「紅はるか」を使用) 1本(120g)<さつまいものフィリング>
・BONIQしたさつまいも(↑) 全量
・マスカルポーネチーズ 50g
・レーズン、または、ラム酒漬けレーズン 15g
・ラカントS、または、きび砂糖などの砂糖 大さじ1
・塩 1つまみ
※材料写真外<仕上げ>
・はちみつ 適量
・マスカルポーネチーズ 適量<飾り> ※お好みで
・くるみ 適量
※材料写真外
・ピスタチオ(ダイス) 適量
※材料写真外
・シナモンパウダー 適量
・クッキー(ハロウィン仕様) 適量
※材料写真外<ほか、調理器具など>
・ボウル/容器 3個(アク抜き用、冷却用、フィリングを作る用)
・キッチンペーパー
・氷
・布巾
・ヘラ
《手順》
低温調理器 BONIQをセットする
鍋やコンテナに水を入れ、本体を挿す。
80℃ 0:10(10分)に設定し、水温上昇を開始する。
(食材はまだ投入しない。)
※肉、魚(生食用を除く)は種類と厚みに応じて加熱設定を変更する。参照:「低温調理 加熱時間基準表」
※食材全体がきちんと湯せんに浸かるよう、十分な水量を用意する。
※高温・長時間調理時は蒸発による水位減少を防ぐため、最大水量を用意する。
・BONIQ 低温調理コンテナ&コンテナアクセサリー(ラック、トレー、フタ、ジャケット)はこちら
・BONIQ 深型ホーロー鍋はこちら
材料の下処理をする
さつまいもは皮を剥き、1.5cm幅の輪切りにする。
ボウルに水を張り、さつまいもを5分程さらしてアク抜きをし、ペーパーで水気を拭き取る。
かぼちゃは丸ごと水洗いし、ヘタのついた上部を水平にカットしてフタを作る。(ヘタは落とさずそのままで。)
わた、種を取り除く。
耐熱袋に投入する
耐熱袋(2枚)にそれぞれさつまいもとかぼちゃを入れる。
BONIQ 低温調理用耐熱袋「BONI BAG」(湯せん、冷凍、冷蔵可能)はこちら
BONIQに投入する
設定温度に達したら袋を湯せんに入れ、低温調理をする。
※袋内に気泡が残らないよう湯せんに入れながらしっかり空気を抜き、密封する。(参考:動画「低温調理用バッグの密封方法」、記事「ベストなバッグ密封の仕方 比較実験」)
※食材全体が湯せんに浸かるようにする。浮いてくる場合は、
・BONIQ 低温調理コンテナ:コンテナラック、トレーを使用して完全に沈める。
・鍋:耐熱性の瓶や重しを乗せて完全に沈める。
※高温・長時間調理時は、湯せんにカバーをして水位減少を防ぐ。
・BONIQ 低温調理コンテナ:コンテナルーフを使用する。
・鍋:ラップを使用する。
再度BONIQを設定する
BONIQの設定時間終了タイマーが鳴ったら袋は取り出さずに、再度95℃ 0:15(15分)に設定し、追加で低温調理をする。
さつまいもをつぶす&冷却する
再度BONIQの設定時間終了タイマーが鳴ったら袋を取り出す。
かぼちゃは袋ごと氷水に浸けて冷却する。
さつまいもは袋の上から布巾などを被せ、手でつぶす。全体的につぶれたら、袋ごと氷水に漬けて冷却する。
さつまいものフィリングを作る
さつまいもをボウルに移し、マスカルポーネチーズ、レーズン、ラカントS(砂糖)、塩を加え、ヘラで混ぜ合わせる。
仕上げ
かぼちゃの器の水気を切り、くぼみにさつまいものフィリングを入れる。
お好みでマスカルポーネチーズ、<飾り>(くるみ、ピスタチオ、シナモンパウダー、クッキー)を飾る。
はちみつを回しかけ、かぼちゃのフタをのせて出来上がり。
《作る際のポイント》
※「はちみつ」に関して
1歳未満の乳児には「はちみつ」や「はちみつを含む食品」を与えてはいけません。
乳児ボツリヌス症を発症するボツリヌス菌は熱に強いため、加熱や調理では死にません。
材料について、「坊ちゃんかぼちゃ」とは手のひらサイズのかぼちゃです。一般的に300〜500g程度の大きさで、本レシピでは小サイズのものを使用しています。かぼちゃのサイズによって加熱が足りない場合は設定時間を延長し、調整してください。
BONIQ設定は「80℃ 10分」に追加し「95℃ 15分」と2段階設定になっています。これは、80℃で麦芽糖という甘味成分を引き出し、その後95℃で甘みを感じやすいやわらかさにするためです。(参照:「80℃ 1番美味しいのは?さつまいも 比較実験」)
ラム酒漬けのレーズンにはアルコールが含まれているため、アルコールに敏感な方やお子さま、妊娠中、授乳中の方は控えてください。
《作った感想》
2段階設定の低温調理で、かぼちゃもさつまいもも甘みが十分引き出され、素材の美味しさが生きます。
調理工程も手間や時間がかからず、BONIQ初心者でもチャレンジしやすいレシピです。
カラダにやさしいスイーツなのに、インパクトは大!
ハロウィンパーティーでの締めのデザートにいかかでしょうか?
BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス
カボチャとサツマイモ、どちらも炭水化物を多く含む野菜ですが他にも特筆すべき栄養素を持っています。
カボチャはβカロテンを、サツマイモにはカルシウムが含まれています。
カボチャに含まれているβカロテンは体内でビタミンAと同様に免疫力のアップや粘膜の健康を保ちます。西洋かぼちゃ100g中には4000μgのβカロテンが含まれています。日本かぼちゃの場合はβ-カロテン含有量は730μgと少ないですが、100gあたり600μg以上のβカロテンを含む野菜を「緑黄色野菜」と分類し、栄養価が高い野菜といえるので、西洋カボチャも日本カボチャも緑黄色野菜と言えます。
サツマイモに含まれているカルシウムは、骨や歯の健康を保つミネラルです。野菜であるサツマイモにカルシウムが入っていると聞くと意外かもしれませんが、小松菜やキャベツなどの野菜にもカルシウムが含まれていますよ。サツマイモ100gには40mgものカルシウムを含みます。牛乳は100g中110mgカルシウムを含むため、比べると約1/3の量ですが、サツマイモからもカルシウムを摂取できると考えると嬉しいですよね。
本レシピに使用しているマスカルポーネチーズからもカルシウムが摂取できるため、サツマイモとチーズの組み合わせは健康な骨づくりのためにはぴったりのメニューと言えます。
質問・疑問・要望・作った感想をコメントいただけたら嬉しいです^^
【注意】
低温調理では高温による殺菌ができないため、食の安全に留意する必要があります。
レシピ記載の温度・時間設定をご参考いただき、例として大きく温度設定を変更するなどはされないようご注意ください。
なお、レシピ記載の設定をお守りいただいた上であっても、食材や調理環境などによっても安全面のリスクが異なるため、最終的には自己責任となりますことご了承ください。
取扱説明書や低温調理ガイドブック、各種の低温調理における情報などをご覧いただいた上で、安全に配慮した調理をお願いいたします。詳細はこちらの【低温調理のルール 〜6つのポイント〜】を参照くださいませ。
また食中毒に関して、下記のサイトもご一読ください。
特にお年寄りやお子様、免疫力の弱っている方は当サイト推奨温度設定に従わずに、下記厚生労働省サイトの指示に従い全てのお肉で【中心温度75℃ 1分以上】の加熱をしてください。
→ 食肉に関する注意点:厚生労働省 食中毒予防
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