・BONIQ設定
・材料
・一食あたりの栄養素
・手順
・作る際のポイント
・作った感想
・BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス
お好みの牛乳で、自分好みのヨーグルトを。
3時間で完成、ヘビロテは必須!BONIQ設定
43℃
3:00(3時間)材料
☆ヨーグルト 1.1L分☆
<BONIQする材料>
・牛乳(未開封のもの) 1L
※ここではUHT殺菌牛乳(いわゆる市販の一般的な牛乳)を使用。
・ヨーグルト(市販、未開封のもの。無糖、または、加糖) 100g(大さじ山盛り3杯)<ほか、調理器具など>
・フタ付きの金属製保存容器(ステンレス、ホーローなど。容量1.4L程)
・ヘラ、または、スプーン(熱湯消毒する場合は耐熱性のもの)
・食品用アルコールスプレー(アルコール消毒する場合)
・キッチンペーパー当レシピの栄養素
栄養素(1人分) 1日の推奨摂取量 低糖質レベル ★★☆(一食:糖質20g 以下) カロリー 67 kcal - 糖質 5.3 g - タンパク質 3.7 g 体重 x 1.2g ~ 1.5 g 脂質 4.1 g - 食物繊維 0 g 20 g 以上 カリウム 167 mg 3500 mg 以上 カルシウム 122 mg 650 mg 以上 マグネシウム 11 mg 350 mg 以上 鉄分 0 mg 7.5 mg 以上 亜鉛 0.4 mg 10 mg 以上 塩分 0.1 g - ※上記は本レシピの1/10量の栄養価を計算しています。
《手順》
器具を消毒する
<食品用アルコールスプレーを使用する場合>
容器内部とフタ、ヘラ(スプーン)にアルコールスプレーを吹きつけ、ペーパーで拭き取る。
<熱湯消毒する場合>
熱湯を沸かし、容器内部とフタ、ヘラ(スプーン)に熱湯を回しかける。
ペーパーで完全に水滴を拭き、粗熱を取る。
※清潔な手で行い、消毒した容器内部やヘラの混ぜる部分に直接手で触れないようにする。
ヨーグルトと牛乳を混ぜる
容器にヨーグルトを入れる。(全量1Lのうち)大さじ2程度の牛乳を最初に加え、ダマがなくなるまでヘラでよく混ぜる。
混ざり切ったら残りの牛乳を全て加え、全体を混ぜてフタをする。
※砂糖を入れる場合(分量外)は、ここで加えて混ぜる。
低温調理器 BONIQをセット〜投入する
鍋やコンテナに水を入れ、本体を挿す。
43℃ 3:00(3時間)に設定する。
設定したらすぐ容器を湯せんに入れ、低温調理をする。
<BONIQセット時>
※肉、魚(生食用を除く)は種類と厚みに応じて加熱設定を変更する。参照:「低温調理 加熱時間基準表」
※高温・長時間調理時は蒸発による水位減少を防ぐため、最大水量を用意する。
※容器の首まで浸かるようにする。下限水位に足りない場合は底上げをする。
・BONIQ 低温調理コンテナ:コンテナラック、トレーを使用する。
・鍋:耐熱性のココットなどを逆さに置く。
<BONIQ投入時>
※容器の首まで湯せんに浸かるようにする。
※高温・長時間調理時は、湯せんにカバーをして水位減少を防ぐ。
・BONIQ 低温調理コンテナ:コンテナルーフを使用する。
・鍋:ラップを使用する。
・BONIQ 低温調理コンテナ&コンテナアクセサリー(ラック、トレー、フタ、ジャケット)はこちら
・BONIQ 深型ホーロー鍋はこちら
冷蔵庫で冷やす
BONIQの設定時間終了タイマーが鳴ったら容器を取り出す。
フタを開け、ヨーグルトが固まっているか確認する。(容器を少し振って表面がフルフルしたらOK。)
※手順通り行えばここで固まっているが、材料のヨーグルトや牛乳の種類、混ぜ方によっては長く時間がかかることがあるので念のため確認する。
粗熱を取り、冷蔵庫で冷やして出来上がり。
お好みでフルーツやグラノーラ、はちみつやきな粉をトッピングして。
※「はちみつ」に関して
1歳未満の乳児には「はちみつ」や「はちみつを含む食品」を与えてはいけません。
乳児ボツリヌス症を発症するボツリヌス菌は熱に強いため、加熱や調理では死にません。
《作る際のポイント》
容器について、熱伝導の高い金属製容器を使うことで設定3時間で出来上がります。プラスチックやガラス容器など熱伝導の低い素材の容器を使う場合は、3時間では仕上がらない可能性があります。
消毒に使う食品用アルコールスプレーは、スーパーなどでも市販されています。自家製ヨーグルトを常備される場合や他にも食品の保存時に使えますので、一本持っておくと便利です。
材料について、低温殺菌乳や低脂肪牛乳だと上手く固まらないことがあります。UHT牛乳(市販の一般的な牛乳)の使用をおすすめします。
43℃はヨーグルトの乳酸菌が活発になる温度ですが、同時に雑菌が繁殖する温度でもあります。未開封の牛乳やヨーグルトを使うのも、雑菌が入らないようにするためです。
調理の際は必ず手洗いをしっかり行い、使う器具の消毒を行ってください。雑菌が入ったまま調理を行うと、腐敗の原因になります。
ヨーグルトは厳密に100g計らなくてもできます。極端に少なすぎると設定の3時間では仕上がらない可能性がありますが、「大さじ山盛り3杯」の量を目安にヨーグルトを入れていただくと良いでしょう。
お好みで砂糖を入れる場合は、手順2のヨーグルトと牛乳を混ぜる工程で加えてください。
出来上がったものを取り出す時は、その都度清潔なスプーンを使用してください。冷蔵庫で1週間程度保存できます。
買ってきた牛乳パックのままヨーグルトを作る方法もあり、容器を消毒する手間が省けるのがメリットです。ですが、43℃では倍以上の8時間程かかります。(紙パックの熱伝導が低い点が関係するかもしれません。)また、出来上がった時にスプーンで取り出しにくいのが難点です。よほど長いスプーンを使うか、少なくなってきた時点でハサミで紙パックを切って取り出しやすい大きさにする必要があります。もしくは出来上がった時点で取り出しやすい容器に移しておくと使いやすいでしょう。
消毒のひと手間が必要ですが、本レシピのやり方ですと3時間でヨーグルトが完成し、いつでも好きな量を簡単に取り出せます。
《作った感想》
我が家では毎朝ヨーグルトを食べるので、市販のヨーグルトではすぐになくなってしまいます。自家製なら好みの牛乳でたくさん作ることができるので、重宝しています。
牛乳パックごと作る方法も良いですが、本レシピの方法で作れば3時間で完成。出かけている間にも完成するので本当に簡単です。
今までで私がBONIQを使って作ったもの第一位がこのヨーグルト。おそらくこれまで100回以上は作っていると思います。レシピ通りに作っていただければまず失敗はありません。
ぜひ、お好みの牛乳を使ってお試しください。
BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス
今回、自家製ヨーグルトには牛乳を使用しました。
牛乳は100gあたり61kcal、タンパク質は3.3g、脂質は3.8g、炭水化物は4.8g。カルシウム含有量は110mgです。厚生労働省と農林水産省が作成している「食事バランスガイド」では、牛乳や乳製品の摂取目安も定められており、牛乳であれば1日200ml程度、ヨーグルトであれば200gを摂取することが推奨されています。厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、1日当たり成人で650~800mgのカルシウム摂取が推奨されているため、牛乳200mlまたはヨーグルト200gで1日に必要なカルシウムの1/3~1/4が摂取できる計算になります。
カルシウムは日本人が不足しがちな栄養素のうちの一つです。カルシウム不足は将来的に骨粗鬆症などの重大な疾患のきっかけになるため、日頃から気にして摂取していただきたい栄養素です。
牛乳をヨーグルトにすることで乳酸菌も同時に摂取することができ、腸内環境を整える働きもプラスされます。また、個人差がありますが、牛乳だと消化に負担がかかるという人も、ヨーグルトであれば大丈夫という人もいますので、牛乳が体に合わない人はヨーグルトを試してみるのも良いですよ。
*農林水産省「「食事バランスガイド」について」
https://www.maff.go.jp/j/balance_guide/
*厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586553.pdf
質問・疑問・要望・作った感想をコメントいただけたら嬉しいです^^
【注意】
低温調理では高温による殺菌ができないため、食の安全に留意する必要があります。
レシピ記載の温度・時間設定をご参考いただき、例として大きく温度設定を変更するなどはされないようご注意ください。
なお、レシピ記載の設定をお守りいただいた上であっても、食材や調理環境などによっても安全面のリスクが異なるため、最終的には自己責任となりますことご了承ください。
取扱説明書や低温調理ガイドブック、各種の低温調理における情報などをご覧いただいた上で、安全に配慮した調理をお願いいたします。詳細はこちらの【低温調理のルール 〜6つのポイント〜】を参照くださいませ。
また食中毒に関して、下記のサイトもご一読ください。
特にお年寄りやお子様、免疫力の弱っている方は当サイト推奨温度設定に従わずに、下記厚生労働省サイトの指示に従い全てのお肉で【中心温度75℃ 1分以上】の加熱をしてください。
→ 食肉に関する注意点:厚生労働省 食中毒予防
最新記事 by 小野寺 桂子 (全て見る)
- 低温調理のルール 〜6つのポイント〜 - 2020年6月3日
今までヨーグルトメーカー&牛乳パックで8時間かけて作っていました。
ところがこちらのレシピを見て、時短が可能であることを知り感激!
牛乳パックの不便さも感じていたので、すぐさま同じふた付きホーロー容器を購入してみたら、これがまたなにかと簡単便利でさらに感激!
・ガセリ菌ヨーグルト(内臓脂肪が減るのを期待w)のドリンクタイプを半量(50g)
・牛乳1L(無調整)
以上でうちは作っているのですが、冷蔵庫から出してすぐのものを容器に入れてボニークして、4時間で出来るようになりました。
(3時間だとゆるーい状態なんですが、4時間だと確実に固まります)
我が家のヨーグルト作りに革命が起こりました(笑)
大変感謝しています。ありがとうございます!
おぉ、嬉しいコメントありがとうございます!革命、幸いです^^
牛乳パックで作るのは手軽ではありますが、どうしても作った後が大変ですよね・・!
ホーロー容器があれば保存も楽ですし、使い切りやすく、調理後の取り扱いが楽ですね。
本レシピでは半分の時間で作ることができるのも、大きなアドバンテージだと思います。
低温調理の魅力は尽きませんが、時間を調整して好みの固さにすることができるのも、その1つですね!
他にもホーロー容器を使って下記なども作ることができます。よろしければぜひご覧ください^^
飲むヨーグルト
https://boniq.jp/recipe/?p=20089
豆乳ヨーグルト
https://boniq.jp/recipe/?p=5973
クリームチーズ
https://boniq.jp/recipe/?p=25790
豆花(トウファ。台湾の豆乳スイーツ)
https://boniq.jp/recipe/?p=36925
引き続き低温調理を存分にお楽しみいただけますように!