・BONIQ設定
・材料
・一食あたりの栄養素
・手順
・作る際のポイント
・作った感想
・BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス
濃厚クリーミーな自家製飲むヨーグルトで作る、
究極のラッシー&マンゴーラッシー!
BONIQ設定
材料
☆30℃ 濃厚飲むヨーグルト 1.1ℓ分☆
・牛乳 1ℓ
※ここではUHT牛乳(市販の一般的な牛乳)を使用。低温殺菌乳や低脂肪牛乳でも可能。
・固形ヨーグルト(飲むヨーグルトでも代用可) 100g
・砂糖 30g
※ここではきび砂糖を使用。種類・量はお好みで。<熱湯消毒する器具>
・蓋付きの耐熱性容器(1.4ℓ)
・耐熱性ゴムベラ(柄の長いスプーンで代用可)☆ラッシー(プレーン) 2杯分☆
・30℃ 濃厚飲むヨーグルト 400ml
・レモン汁 大さじ1
・砂糖 大さじ1.5
・氷(グラスに入れる用) 適量☆マンゴーラッシー 2杯分☆
・30℃ 濃厚飲むヨーグルト 300g
・マンゴー(冷凍) 150g
※フレッシュや缶詰を使う場合は、仕上げにグラスに氷を入れる。
・砂糖 大さじ1
当レシピの栄養素
栄養素(1人分) 1日の推奨摂取量 低糖質レベル ★☆☆(一食:糖質40g以下) カロリー プレーン = 181.3 kcal
マンゴー = 213.3 kcal- 糖質 プレーン = 23.3 g
マンゴー = 30.7 g- タンパク質 プレーン = 6.3 g
マンゴー = 6.7 g体重 x 1.2g ~ 1.5g 脂質 プレーン = 7.2 g
マンゴー = 7.2 g- 食物繊維 プレーン = 0 g
マンゴー = 1 g20 g 以上 カリウム プレーン = 294 g
マンゴー = 415 g3500 mg 以上 カルシウム プレーン = 211 g
マンゴー = 221 g650 mg 以上 マグネシウム プレーン = 20 g
マンゴー = 28 g350 mg 以上 鉄分 プレーン = 0 g
マンゴー = 0.2 g7.5 mg 以上 亜鉛 プレーン = 1 g
マンゴー = 1 g10 mg 以上
《手順》
器具を熱湯消毒する
熱湯を沸かし、使用する耐熱性フタつき容器とゴムベラを熱湯消毒する。
消毒した器具はキッチンペーパーで完全に水滴を拭き、あら熱を取る。
※清潔な手で行い、手が容器内部やゴムベラの混ぜる部分に直接触れないようにする。ビニール手袋着用が望ましい。
ヨーグルトと牛乳を混ぜる
容器にゴムベラで明治ブルガリアヨーグルトを入れ、少量(ヨーグルトと同量くらい)の牛乳を加えて完全に混ぜる。
混ざり切ったら残りの牛乳を全て加え、よく混ぜる。さらに砂糖を加えてよく混ぜフタをする。
BONIQをセット
高さを出すため鍋(コンテナ)の中にココットなどを下向きに入れ、底上げをする。
容器の高さに水位がくるよう水量を調整する。
この時、高温・長時間調理による水の蒸発で水位が下がり、BONIQの稼働停止や食材の加熱ムラの発生を防ぐため、上限水位最大の水量を用意する。
30℃ 6:00(6時間)に設定する。
※温度と時間については《作る際のポイント》に説明あり。
BONIQに投入
BONIQが設定温度に達したら容器を入れ、低温調理をする。
(この時、容器の上部まで湯せんの水位がくるようにする。)
コンテナを使用する場合は保温ルーフで、鍋の場合はラップやアルミ箔で湯せんにカバーをして水位減少を防ぐ。
BONIQ コンテナ、保温ルーフ、保温ジャケット:BONIQ 公式製品サイト(各種アクセサリー)
冷蔵庫で冷やす
BONIQの設定時間終了タイマーが鳴ったら容器のフタを開け、ヨーグルトが固まっているか確認する。
※手順通り行えばここで固まっているはずであるが、スターターのヨーグルトや牛乳の種類、混ぜ方によっては長く時間がかかることがあるので念のため確認する。
冷蔵庫に移し、完全に冷やす。これで「30℃ 濃厚飲むヨーグルト」は出来上がり。
ラッシーにアレンジする
ラッシー(プレーン):「30℃ 濃厚飲むヨーグルト」にレモン汁と砂糖を加えて撹拌し(スプーンで混ぜてもよい)、氷の入ったグラスに注ぐ。
マンゴーラッシー:「30℃ 濃厚飲むヨーグルト」、マンゴー、砂糖をブレンダー(もしくはミキサー)で撹拌する。冷凍マンゴーを使えば、グラスに氷を入れなくても良い。
《作る際のポイント》
今回のレシピは、以前に行った実験「30℃ 飲むヨーグルト ベストな作り方比較実験」に基づき、酸味が程よく、口当たりがクリーミーで最高の仕上がりになった30℃で発酵させる作り方を採用しています。
ここでは材料の牛乳は、市販の一般的な牛乳(UHT牛乳)を使用していますが、低温殺菌乳と低脂肪乳を使用する場合は仕上がりの濃度や味が変わります。
また、砂糖の量はお好みで調整してください。無糖にしても増やしてもヨーグルトの仕上がりには問題ありません。
手順①、自家製ヨーグルトを作る場合は、必ず手洗いをしっかり行い(できればビニール手袋を着用して行ってください。)、使う器具の熱湯消毒(もしくは製菓用のアルコールスプレーなど)を行ってください。容器の内側の水気を拭き取る際は、容器に直接手が触れないようにします。
また、熱湯消毒を行った後の器具はあら熱を取ってください。熱いままヨーグルトを入れると乳酸菌が死んでしまいます。
30℃は乳酸菌が活発になる温度ですが、同時に雑菌も繁殖する温度でもあります。汚れた器具で行ったり汚れた手で触れた場合、固まらないか、もしくは腐敗の原因になります。仕上がりのヨーグルトの表面がピンクがかっていたりする場合は雑菌が繁殖しており失敗ですので、食べずに廃棄しなければなりません。
「43℃ 腸内環境を整える◎簡単 自家製ヨーグルト」のように牛乳パックごと低温調理を行う方法もあり、熱湯消毒が要らないのがメリットです。しかし、発酵に長時間かかるのと、開け閉めする時に手が汚れる、出来上がったものを使いすすめると残りが使いづらい(スプーンが届かず、ハサミでパックを切る時に手が汚れる)というデメリットがあります。ヨーグルトメーカーだと牛乳パックしか入らない大きさものが多いと思いますが、BONIQならば今回のように容器を使って作ることができるので、使い勝手が良くとても便利です。
「30℃ 濃厚飲むヨーグルト」の濃度が高すぎる場合は、泡だて器やブレンダーで混ぜるとさらっとします。
《作った感想》
ヨーグルトを「低温殺菌牛乳で作ると上手く固まらない」という情報があったので、低温殺菌牛乳でも飲むヨーグルトを作ってみました。
固形ヨーグルトを作るには低温殺菌牛乳を一度85℃付近まで加熱しない必要があるということでしたが、今回は飲むヨーグルトを作る目的なので加熱しなくてもちょうど良いトロトロになるのでは?と考えました。結果は思い通り、ハイクオリティの飲むヨーグルトになりました。
四つ葉牛乳と低温殺菌牛乳を使った飲むヨーグルトは、個人的には濃厚リッチでコクのある四つ葉牛乳が好みですが、どちらも牛乳の旨みが感じられそれぞれの良さがあります。
牛乳とスターター(最初に入れるヨーグルト)の組み合わせでも仕上がりが違ってくると思います。
是非あなただけの究極の飲むヨーグルトを探してみてください。
BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス
ラッシーは本来甘みが強いヨーグルトドリンクなので、使用する砂糖の量が糖質量にダイレクトに出ます。
今回は砂糖を使用しましたが、ラカントやエリスリトールなどの甘味料を代わりに使えば糖質を抑えて甘いラッシーを楽しむことができます。
マンゴーはβカロテンが豊富な果物です。100g中に610μg含んでおり、大玉トマトよりも多くのβカロテンを含んでいます。
βカロテンは体内でビタミンAに代わる栄養素で、免疫量を高める作用や、抗酸化作用を期待することができます。
砂糖で甘みを補うよりも、果物を混ぜ込んで甘みを加えたほうがほかの栄養素も一緒に摂取できますね。ブルーベリーやイチゴ、オレンジなどほかのフルーツでも試してみるのもいかがでしょうか。
質問・疑問・要望・作った感想をコメントいただけたら嬉しいです^^




【注意】
低温調理では高温による殺菌ができないため、食の安全に留意する必要があります。
レシピ記載の温度・時間設定をご参考いただき、例として大きく温度設定を変更するなどはされないようご注意ください。
なお、レシピ記載の設定をお守りいただいた上であっても、食材や調理環境などによっても安全面のリスクが異なるため、最終的には自己責任となりますことご了承ください。
取扱説明書や低温調理ガイドブック、各種の低温調理における情報などをご覧いただいた上で、安全に配慮した調理をお願いいたします。詳細はこちらの【低温調理のルール 〜6つのポイント〜】を参照くださいませ。
また食中毒に関して、下記のサイトもご一読ください。
特にお年寄りやお子様、免疫力の弱っている方は当サイト推奨温度設定に従わずに、下記厚生労働省サイトの指示に従い全てのお肉で【中心温度75℃ 1分以上】の加熱をしてください。
→ 食肉に関する注意点:厚生労働省 食中毒予防


最新記事 by 小野寺 桂子 (全て見る)
- 低温調理のルール 〜6つのポイント〜 - 2020年6月3日
コメント